【米国発】大谷翔平は!? ドジャースの来季『リリーフ問題』、 解決への3つの可能性とは
ドジャースでの大谷翔平。写真:AP/アフロ
2026シーズンへ、あるいは…他の選択肢も!?
2026年にワールドシリーズ(WS)3連覇を目指すメジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・ドジャースだが、課題の一つとされるのがリリーフ投手を誰が担うかだ。
ドジャース公式サイトは11月27日、現在の「クローザー不在」の状況を脱するための3つの可能性を挙げるレポートを掲載した。
レポートでは、かつてケンリー・ジャンセンが担っていた役割が、退団後は固定できずにいる点を指摘する。一時的に9回を担った佐々木朗希も先発ローテーションに戻ったことで、明確な抑えを再び欠く状況にある。
一つ目は「解決策はすでにチーム内にある」という見方だ。昨季タナー・スコットを4年契約で獲得し、リリーフ陣の整備を図った。しかしスコットは救援失敗が続き、防御率も4点台と低迷。ブレイク・トライネン、カービー・イェーツも万全の状態まで戻り切らなかった。スコットが復調する――チームがそこに賭けられるか。
二つ目は「再び市場のトップクローザーを狙う」という選択肢だ。2025年の最優秀救援投手賞を受賞したエドウィン・ディアスが、今オフにフリーエージェントとなる。ただしスコットとの契約が残るなか、2年連続で巨額の投資に踏み切るのは、あまり現実的ではないか!?
三つ目は「不振の元オールスターに再起を託す」案で、デビン・ウィリアムズ(ニューヨーク・ヤンキース)、ライアン・ヘルズリー(ニューヨーク・メッツ)の獲得を例に挙げる。ディアスほどの金銭的負担はない。とはいえ、スコットと同様、戦力面でのリスクは少なからずある。
このレポートでは、2023年ワールドベースボールクラシック(WBC)決勝で日本を優勝に導いた大谷翔平のリリーフ起用については一切触れられていない。もちろん来季、あくまで先発ローテーションでの完全復帰を目指しているためだ。佐々木朗希も先発に戻る方針が示されている。山本由伸を含めて、この3人が来シーズン開幕の段階で、クローザー候補に挙がる可能性はないと見ていい。
ドジャースの強大な戦力の中で、唯一答えの見えないポジションが「9回の投手」だ。3つ示された可能性に答えがあるのか。あるいは別の選択肢こそ最適解なのか!?
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チームがこのオフ、どのような決断を下すのか注目される。




