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【日本代表】不安と希望…守田英正と伊藤洋輝が欧州CLの舞台に揃い踏み。バイエルンがスポルティングに完勝

欧州CLの舞台で揃い踏みしたスポルティングの守田英正(左)とバイエルンの伊藤洋輝(右)。(C)Midori IKENOUCHI

伊藤は88分、守田は90+2分から途中出場。

[欧州CL LF6節] バイエルン 3-1 スポルティング/2025年12月10日(現地9日)/アリアンツアレーナ

 UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ(LF)6節、FCバイエルン・ミュンヘンがスポルティングCPに3-1の逆転勝利を収め、通算5勝1敗で暫定2位とした。

 欧州制覇を目指すバイエルンはプレーオフに回って日程がタイトになったため終盤に失速した昨季の反省を踏まえ、このリーグフェーズではラウンド16へ直接進めるベスト8入りをターゲットにしてきた。

 そのためにもホームでは全勝を狙う。この日は立ち上がりから攻め続けるものの、ゴールを割れず。後半に入ると、逆にオウンゴールから先制点を与えてしまった。

 しかし60分過ぎからさらに攻撃を強め、セルジュ・ニャブリ、17歳のレナート・カール、ヨナタン・ターによる3ゴールで鮮やかに突き放した。シュート数はバイエルンから見て25本対4本と、終わってみれば快勝となった。

 日本人選手では、バイエルンの伊藤洋輝が88分、スポルティングの守田英正が90+2分、それぞれ交代出場し揃ってピッチに立った。負傷により離脱の続いた二人の復活は、もちろん日本代表(SAMURAI BLUE)にとって朗報だ。

 一方、守田はスポルティングにとって貴重な戦力なのだが、勢いに乗れずにいる。

 伊藤に関しては、チーム状況が好調なこともあり、ヴァンサン・コンパニ監督のもと、クラブ全体の意向として慎重な起用が続く。逆に言えば、ここから主力に食い込んでいけるかが問われる。しかも左サイドバックを主戦場とするカナダ代表のアルフォンソ・デイヴィスも間もなく戦列に復帰する。

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 ここから最高の状態に持っていき、北中米W杯に臨めるか。不安と希望――。それぞれが入り混じる試合終盤の揃い踏みとなった。