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【移籍】リバプールが日本代表FW上田綺世の獲得を検討!?「スロット監督のお気に入り」、オランダリーグぶっちぎりの得点ランク1位

上田綺世 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

イサク、エキティケを加えたばかりで、現時点での実現性は低い。ただし…。

 オランダ1部フェイエノールト・ロッテルダムでプレーするサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)FW上田綺世(Ayase UEDA)の勢いが止まらない。エールディビジ(オランダ1部)ではここまで15試合・18ゴールを記録、2位に8点差をつけて得点ランキング1位を独走している。

 前エースのサンティアゴ・ヒメネスが今年2月にACミランへ移籍したあと、27歳のストライカーはポテンシャルを一気に開花させた。ヒメネスをも上回るインパクトを残している現状を踏まえれば、5大リーグのビッグクラブがその動向を注視するのは必然と言える。

 その候補の一つとして浮上しているのが、イングランド・プレミアリーグの昨季王者リバプールFCだ。

 アルネ・スロット監督は2023-24シーズンまでフェイエノールトを率いており、上田の特長を熟知する指揮官でもある。

 オランダメディア『フットボール・プレミア』はこのほど、ハンス・クラアイ・ジュニア氏のインタビューを紹介。同氏によればスロット監督は、上田の潜在能力を以前から繰り返し高く評価していたという。

「アルネ・スロットは、上田が秘めているポテンシャルの高さを私たちに繰り返し語っていた。私自身も昨シーズンの欧州CLベンフィカ戦で、その規格外の能力を目撃した(上田が先制ゴールを決めて、フェイエノールトが3-1で勝利)。あれは比類なきパフォーマンスだった。スロットは正しかった」

 このコメントを受け、リバプール専門サイト『デイブ・オコップ』は「スロット監督にとって馴染み深いストライカーが、今やヨーロッパ屈指のフィニッシャーになった」とピックアップ。「実現性は高くないが……」としながらも、獲得検討の余地はあると見ている。

 リバプールは今夏、ウーゴ・エキティケとアレクサンデル・イサクという欧州トップレベルのストライカーを補強した。クラブとしては彼らの最適解の活用法を探ることが当面の課題である。

 一方、昨季得点王モハメド・サラーの移籍が現実味を帯び、前線の固定化に苦しんでいる事情もある。“サラーの後継者”とはタイプが異なるものの、前線の層を厚くする選択肢として上田が候補に挙がることは十分考えられる。

 特にイサクはカウンター主体のスタイルでは真価を発揮したものの、リバプールが求める前線からのハイプレスに適応し切れていない点が懸念材料となっている。

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 ヒメネスの後継者として存在感を示したように──役割は異なるが、上田がまず控えからレギュラー奪取を目指す。スーパーサブとしてチームに貢献することを受け入れるのであれば、“リバプール上田綺世”誕生の可能性は決して低くはないか。