バイエルンに完敗、原口元気のハノーファー16位以下決定。次節にも最下位確定
ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
プレーオフ行きは残り2試合、シュツットガルト連敗、ハノーファー連勝が条件。
[ブンデス1部 32節] バイエルン 1-3 ハノーファー/2019年5月4日/アリアンツ・アレーナ
ハノーファー96がバイエルン・ミュンヘンに競り負け、2部3位とのプレーオフに回る16位以下が確定した。ただし18位のハノーファーは16位のVfbシュツットガルトとは勝点6差。次節にもハノーファーの最下位が決まる。原口元気は4-2-3-1の右MFで先発フル出場、浅野拓磨はベンチ外だった。
7万5000人の大観衆の前で、ハノーファーは6連覇中の絶対王者に防戦を強いられながらも粘り続ける。しかし27分にロベルト・レヴァンドフスキ、40分にレオン・ゴレツカに決められ、前半で2点リードを許す。
それでも後半開始から投入されたヨナタスが、53分にハンドで得たPKを決めて1点差に。ところが……そのヨナタスが55分に2枚目のイエローカードをもらい退場となる。つまり、わずか出場10分間に、ゴールを決めて退場するという、迷走するチームを象徴するようなパフォーマンスを見せた。
そして84分、今季限りでのバイエルン退団を発表している元フランス代表のフランク・リベリが途中出場からゴール。さらに86分には同じく今季限りで退団するとともにJリーグへの移籍の噂も出ているアリエン・ロッベンが12節以来のピッチに立ち、勝利の瞬間をピッチで飾った。
日本代表の原口はフル出場。しかしまたもゴールを決めることはできなかった。果たして、このままシーズン無得点で終わってしまうのか……。
ハノーファーは次節5月11日のホームでのSCフライブルク戦、引き分け以下で2部リーグへの自動降格が決まる。一方のバイエルンも次節勝てば、2位ボルシア・ドルトムントの結果次第ではリーグ7連覇が決まる。
文:サカノワ編集グループ