【日本代表】北中米W杯メンバー「26人」当落予想。痛い南野拓実の離脱…一方、相馬勇紀、細谷真大らにチャンス浮上
FIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)サッカー日本代表の「26選手」大予想 (C)SAKANOWA
旗手怜央、鈴木唯人、さらには佐藤龍之介も年明け勢いに乗れれば――
FIFA北中米ワールドカップ(W杯)は来年6月12日、メキシコ代表対南アフリカ代表戦で開幕を迎える。サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は6月15日5時から、オランダ代表とグループステージ初戦を戦う。
抽選会では初めて上から二番目のカテゴリーであるポットBに入った日本代表はグループFで、オランダ代表、チュニジア代表、さらにウクライナ代表やスウェーデン代表など4チームの可能性が残る欧州プレーオフB組勝者と同組になった。
今大会は48チームが出場し、32チームが決勝トーナメントに進出。グループステージ3位の各組成績上位8チームもベスト32に勝ち上がれる。
日本が史上初のベスト8に進出するためには、これまでより1試合多い「5試合」に臨み、優勝するためには決勝まで計「8試合」を戦うことになる。3か国共催とあって移動距離も長くなり負担も大きく、森保一監督は「2チーム分の戦力が必要」との考えのもと、選手層の拡充に取り組んできた。
そうしたなか、遠藤航不在時のゲームキャプテンを務めてきた南野拓実が、左膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、ASモナコからは長期離脱になると発表があった。状況的には、W杯出場は極めて厳しくなった。
アタッカー枠(シャドー、トップ下、ウイングなどに対応)は、W杯「26枠」の中でも激戦区である。南野の離脱は痛恨だが、その「1枠」を巡り、より争いも激しさを増しそうだ。
北中米W杯に臨むメンバー26選手の当落予想をまとめた。
◎=当確 〇=有力 △=対抗 ▲=今後の活躍次第!
GK:3人
◎ 鈴木彩艶(パルマ・カルチョ1913)
△ 早川友基(鹿島アントラーズ)
△ 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
△ 谷晃生(FC町田ゼルビア)
▲ 小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)
▲ 野澤大志ブランドン(ロイヤル・アントワープ)
【ゴールキーパー】守護神の鈴木彩艶は左手複合骨折を負いリハビリ中。JリーグMVPの早川友基が、このまま鹿島でも好調を保てばメンバー入りしそう。3月シリーズで、小久保玲央ブライアンにもチャンスがあるか。
DF:9人!?
◎ 冨安健洋(アヤックス・アムステルダム)
◎ 板倉滉(アヤックス・アムステルダム)
◎ 伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
◎ 渡辺剛(フェイエノールト・ロッテルダム)
◎ 谷口彰悟(シント=トロイデンVV)
◎ 鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)
〇 長友佑都(FC東京)
△ 町田浩樹(TSG1899ホッフェンハイム)
△ 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)
△ 菅原由勢(ヴェルダー・ブレーメン)
△ 瀬古歩夢(ル・アーヴルAC)
△ 安藤智哉 (アビスパ福岡)
▲ 関根大輝(スタッド・ランス)
▲ 荒木隼人(サンフレッチェ広島)
▲ 中山雄太(FC町田ゼルビア)
▲ 古賀太陽(柏レイソル)
▲ 橋岡大樹(スラヴィア・プラハ)
▲ 高井幸大(トッテナム・ホットスパーFC)
【ディフェンダー】アヤックスと契約した冨安健洋がケガなくプレーして、試合勘を取り戻せるか。リハビリ中の町田浩樹を含め、望月ヘンリー海輝、菅原由勢、 瀬古歩夢、安藤智哉がこれから争う構図に。
MF:11人!?
◎ 三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)
◎ 鎌田大地(クリスタル・パレスFC)
◎ 久保建英(レアル・ソシエダ)
◎ 堂安律(アイントラハト・フランクフルト)
◎ 中村敬斗(スタッド・ランス)
◎ 遠藤航(リバプールFC)
◎ 守田英正(スポルティングCP)
◎ 田中碧(リーズ・ユナイテッドFC)
◎ 伊東純也(KRCヘンク)
◎ 佐野海舟(1.FSVマインツ05)
〇 相馬勇紀(FC町田ゼルビア)
△ 旗手怜央(セルティックFC)
△ 藤田譲瑠チマ(FCザンクト・パウリ)
△ 鈴木唯人(SCフライブルク)
△ 佐藤龍之介(FC東京)
▲ 佐野航大(NECナイメヘン)
▲ 川村拓夢(レッドブル・ザルツブルク)
▲ 三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)
▲ 伊藤敦樹(KAAヘント)
▲ 斉藤光毅(クイーンズ・パーク・レンジャーズFC)
【ミッドフィルダー】南野拓実の離脱は痛恨だ。一方、Jリーグで絶好調な相馬勇紀が浮上し、旗手怜央、鈴木唯人、さらには佐藤龍之介が「対抗」になるか。その中から(FWを含め)、2026年前半戦でインパクトを残せれば、勢いを買われてW杯メンバーに加わることも。
FW:3人!?
◎ 上田綺世(フェイエノールト・ロッテルダム)
〇 前田大然(セルティックFC)
△ 町野修斗(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)
△ 小川航基(NECナイメヘン)
△ 細谷真大(柏レイソル)
▲ 浅野拓磨(RCDマジョルカ)
▲ 後藤啓介(シント=トロイデンVV)
▲ 垣田裕暉(柏レイソル)
いま読まれている記事>>「同意します」三木谷会長、河野太郎氏の提言する“民間主導”経済政策に賛同
【フォワード】シーズン終盤に好パフォーマンスを見せた細谷は、むしろ上田綺世との互換性も高く、町野修斗や小川航基よりハマる可能性も。南野不在により、3月シリーズにシャドーでテストされることもあり得る。ベルギーリーグ8得点の後藤啓介も、争いに食い込んできた。




