トランプ大統領のもと米国によるベネズエラ軍事作戦をどう見る? 高須幹弥氏が語った「正義」と危うさ、台湾有事や日本への影響にも言及
北中米W杯抽選会での米国トランプ大統領。(Photo by Hector Vivas - FIFA/FIFA via Getty Images)
背景に石油利権を巡る米国との長年の対立、中国へのエネルギー供給を断つ狙いなど…YouTubeで見解を示す
ドナルド・トランプ大統領のもと、アメリカがベネズエラの首都カラカスで軍事作戦を敢行し、ニコラス・マドゥロ大統領を拘束、米国で裁判を行うという国際情勢を受けて、人気ユーチューバーで医師の高須幹弥氏が1月4日、自身のYouTubeチャンネルで「アメリカがベネズエラを攻撃しマドゥロ大統領を拘束した件について私の意見を話します」と題した動画を公開した。
高須氏はまず、トランプ大統領側の主張として、マドゥロ政権が不正選挙による独裁体制を敷き、麻薬組織と結託して大量の薬物や不法移民を意図的に米国内へ流入させてきたとされる点を整理。そのうえで「麻薬国家としてやっていることは最悪だ」と述べ、治安悪化に直面する米国世論を踏まえれば、今回の強硬策に理解できる部分があるとの見解を示した。
一方で高須氏は、各報道で強調されがちな「麻薬対策」という大義名分だけでは語れない背景があると指摘。ベネズエラが世界有数の産油国である点を挙げ、石油利権を巡る米国との長年の対立や、中国へのエネルギー供給を断つ狙いなど、複数の思惑が絡み合っているとの見方を示した。
また、議会の事前承認を経ずに大統領権限で軍を動かした点について、「戦争ではなく法執行だ」という米側の理屈が通ってしまえば、将来、他国も同様の論理で他国の指導者を拘束しかねないと懸念。台湾有事への影響にも言及し、「この前例を容認してよいのかが本質的な問題だ」と警鐘を鳴らした。
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最終的に高須氏は、圧倒的な軍事力で作戦を成功させた米国を前に、「世界で一番強いものが正義になってしまう構図を改めて実感した」と率直な感想を語り、日本としても極めて難しい判断を迫られる局面だと指摘した。



