松本人志さんのCM起用は「ない」高須幹弥氏が明かした理由とは?

患者と培ってきた信頼関係、現場スタッフへの影響など説明。

　会員制動画サービス「DOWNTOWN+｜ダウンタウンプラス」で活動再開し好調なスタートを切った松本人志さんの地上波テレビでのコマーシャル（CM）起用を巡り、人気ユーチューバーで医師の高須幹弥氏が12月23日、自身のYouTubeチャンネルで「松本人志氏をTVCMに起用してはいけない理由」と題した動画を公開し、高須クリニックとして松本さんをCMに起用する考えは基本的にないとの立場を改めて示した。

　高須氏は動画内で、このテーマを取り上げるのは今回が2回目だと説明。自身のSNSやコメント欄に「松本さんをCMに起用するのか」「失望した」といった声が相次いで寄せられていることを明かし、考えが変わっていないことを強調した。

　個人的な立場として、以前から一貫して松本さんのCM起用には反対しているという。理由として挙げたのが、報道された一連の問題を巡り、法的な結論とは別に、社会的イメージの問題がすでに広く共有されている点だ。

　高須氏は、事実関係の最終判断は当事者間でしか分からないと前置きしつつも、家族がいる立場で複数の女性と私的な集まりを持っていたこと自体が、多くの人にとって好ましく映らないと指摘した。

　また、高須クリニックには多くの従業員と患者がいることを踏まえ、広告費は患者からの信頼の上に成り立つ大切な資金だと説明。「CM起用によって不快感や失望感を抱く患者やスタッフがいる以上、そのお金を使うべきではない」とした。

　特に女性患者の比率が高い業界の特性にも触れ、これまでの経験から「心情的に受け入れられない人がいる」可能性を重視している。一方、高須氏は松本さんが地上波テレビに復帰し、活動すること自体を否定するものではないと説明。番組を視聴するかどうかは個人の自由だとしつつ、あくまで自社CMへの起用は「別問題だ」との考えを示した。

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　なお、父である高須克弥さんが自身のエックスで松本さんのCM起用に前向きとも受け取れる投稿をしている点については、この動画内で言及していない。