【この1枚】いまや長谷部誠がドイツで戦う大男たちを励ます存在に
ヨーロッパリーグのフランクフルト対アポロン戦、長谷部がGKノレウを励ます。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
リベロでフル出場、ヨーロッパリーグ3連勝でグループ首位。
[ヨーロッパリーグ 3節] フランクフルト 2-0 アポロン/2018年10月25日/コメルツバンク・アリーナ
アイントラハト・フランクフルトがヨーロッパリーグ(EL)でキプロスのアポロン・リマソールに2-0の勝利を収め、3連勝でグループ首位をキープした。
長谷部誠は3-5-2の3バックの中央、リベロとしてフル出場。守備陣をコントロールしながら無失点勝利に貢献している。
ロシア・ワールドカップ(W杯)のデンマーク代表にも選ばれて今季ブレンビーからフランクフルトに加入したGKフレデリック・レノウをはじめ、まだ今季出場機会の少なかった選手が数多く起用された。負傷から復帰して直前のリーグ戦(デュッセルドルフ戦/〇7-1)でもフル出場し、新守護神としても期待が懸かるレノウ。試合中には、写真のように長谷部が190センチある26歳の彼を鼓舞するシーンも見られた。
浦和レッズに在籍していた長谷部がドイツに渡って11年目。フランクフルトでは5シーズン目を迎える。ロシアW杯を最後に、日本代表からの引退は発表した。
とはいえサッカーに対する闘志が衰えたわけではない。
むしろ34歳の長谷部の向上心は高まっている。アドルフ・ヒュッター監督からの信頼も掴み、リーグ戦も4節から全試合フル出場を続けて、その間の成績は3勝1分1敗と上向きに改善された。ELでは決勝トーナメント進出が早くも見えてきた。
そしてドイツで戦う大男たちを励まし、力を注ぐ存在になっている。「Makoto HASEBE」は熱狂的で知られるサポーターからも認められるフランクフルトの男として、さらにチームの勝利のために全てを捧げている。
文:サカノワ編集グループ