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『タイトル王』森脇良太が今季限りで引退。広島、浦和、京都、愛媛でプロ20年、「これまでの感謝の想いをピッチでぶつけ、残り3か月全力で過ごしたい」

森脇良太。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

アジアカップ・ACL・J1・J2・J3・天皇杯、ルヴァン杯、さらに…日本代表とJリーグで、獲得可能な全タイトルを獲得。

 J2リーグの愛媛FCは9月2日、元サッカー日本代表のDF森脇良太が2024シーズンをもって現役引退すると発表した。これまでAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)・J1・J2・J3・天皇杯・ルヴァンカップ・富士フィルムスーパーカップ・スルガ銀行チャンピオンシップとJリーグに関わる全タイトルを獲得。さらに日本代表でもアジアカップ、東アジア選手権を制しているという、獲れる可能性のあったタイトルを全て手に入れた日本一の「タイトル王」が、38歳でスパイクを脱ぐ決断を下した。

 森脇は愛媛を通じて、次のようにコメントしている。

「愛媛FCを、森脇良太を応援していただいている皆様へ。いつも日頃から熱いサポートをしていただきありがとうございます。大切な皆様へ今シーズンをもって現役を引退することをご報告させていただきます。

 プロサッカー選手として過ごした20年、8歳からサッカーを始めてプロになるまでの10年、素晴らしい指導者の皆様、ピッチで共に戦った仲間、チームを支えてくださるクラブ関係者、ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、友人知人、サッカーを通じてJリーグを通じて本当に多くの出会いをいただき、素晴らしい時間を過ごさせてもらい感謝の想いでいっぱいです。

 自分を一番近くで支えてくれた家族にも感謝の想いでいっぱいです。全ての皆様へ心から感謝の想いを伝えさせてください。ありがとうございました。

 サンフレッチェ広島でプロ選手としてスタートさせてもらい浦和レッズ、京都サンガF.C.、愛媛FCというJリーグを代表する、これからJリーグをさらに引っ張っていくクラブでプレーさせてもらった自分は『世界一の幸せ者』です。自分でも信じられないくらいの経験をさせてもらいました。

 まだまだ、感謝の想いやその他語りたい事は沢山あるのですが、まだシーズン中でもありますのでシーズンが終わってからお話をさせていただければと思います。

 残りシーズン約3か月、これまでもそうであったように愛媛FCのために今できる、今自分の持っている全てを爆発的に出したい! ここまでの感謝の想いをピッチの上で表現したい! ピッチの芝生がエグれるくらいの魂をぶつけたい! 最後まで闘う森脇良太の勇姿を情熱をぜひニンジニアスタジアムに観に来てください。

 最後まで森脇良太に皆様のエネルギーをニンジニアスタジアムから送ってください! 最後の最後まで皆様の熱い声援を森脇、図々しく欲しております。愛媛FCが今年の目標を掴み取れるように、僕自身これまでの感謝の想いをピッチでぶつけられるように残り3か月全力で過ごしたいと思います! 最後まで熱いサポート、声援をよろしくお願いします。愛媛でニンジニアスタジアムで皆様お待ちしております」

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 森脇1986年4月6日生まれ、広島県出身。178センチ・72キロ。これまでのキャリアは、幕山サッカー教室 ― サンフレッチェびんごジュニアユースFC ― サンフレッチェ広島ユース ― 広島 ― 愛媛 ― 広島 ― 浦和 ― 京都 ― 愛媛。

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