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「インドネシアのメッシをどう止める?」 U-19日本代表の影山監督の答えは…

完全アウェーの一戦へ!U-19日本代表の影山監督(左)が、U-19インドネシア代表のスジャフリ監督が抱負を語った。(C)AFC

チケット6万5000枚が完売? ジャカルタでの完全アウェーの一戦を前に公式記者会見。

[U-19アジア選手権 準々決勝] 日本 – インドネシア/2018年10月28日/ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム/ジャカルタ

 U-19日本代表の影山雅永監督が10月27日、翌日の準々決勝に向けた公式記者会見に臨んだ。準々決勝に勝つと来年ポーランドで開催されるU-20ワールドカップの出場権を獲得する。

 マカオ代表などで指揮を執った経験のある影山監督は英語で対応した。

「両チームにとって、とても大切な試合。何が起きるか分からないが、私たちが来年のポーランドに行きます」

 そのように抱負を示した影山監督は、ホスト国であるU-19インドネシア代表の印象について次のように語った。

「(インドネシアがUAEに勝ったが、スタジアムの雰囲気についてどう思うか?)グループステージの3試合、とても雰囲気が良かったことが伝わり、選手のパフォーマンスを引き出していたと思います。エンジョイ、フットボール。楽しみます、その雰囲気を含めて」

「自信を持っていますね。カタール戦では6-1から4点を奪いました。UAE戦では10人になっても1-0で勝ち切りました。ホームの追い風を受け、アドバンテージになるのではないでしょうか」

  また、インドネシアメディアから、「インドネシアのメッシと呼ばれるエギー・マウラナ・ヴィクリ(10番)をどう止めるか?」と質問も飛んだ。

 すると影山監督は「彼はクオリティの高いレフティ。クイックネス、スピード、それに精度の高いキックを備えています」としっかり分析していることを明かし、「ただ、彼は相手チームのひとり。まず私たちは自分たちのパフォーマンスを発揮することに集中します」とあくまで日本の戦いに重きを置くことを強調した。

 一方、U-19インドネシアのインドラ・スジャフリ監督は「私たちにとって初めての出場権を懸けた戦い(79年の日本開催のU-20W杯=当時ワールドユースに出ているが、そのときは出場国辞退のため繰り上げ参加)。大観衆の後押しを受けて、ぜひ来年のU-20ワールドカップに進みたい」と語った。

 準々決勝の日本対インドネシア戦は、現地時間の19時30分、日本時間の21時30分開始。会場のゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムは収容7万7千人で、大会事務局によるとこの試合のため6万5000枚のチケットを用意したとのこと。記者会見場では、すでに売り切れたとも伝えられていた。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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