「指を37箇所も骨折していた」鈴木彩艶が戦列復帰、トンネル失点もパルマ指揮官は擁護。W杯へ日本代表には朗報
鈴木彩艶 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
第2GKが好調だったなかでの抜擢も、「実力主義で選択している」
[セリエA 29節]トリノ 4–1 パルマ/2026年3月14日(現地13日)/スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ
イタリア・セリエA第29節、パルマ・カルチョ1913はアウェーでトリノFCに1-4で敗れた。日本代表GK鈴木彩艶(Zion SUZUKI)が昨年11月に負った左手の複合骨折から復帰し、フル出場を果たした。しかし股下を抜かれるトンネルで失点を喫するなど4点を奪われ、ブランクによる試合勘に不安を残した。
パルマのカルロス・クエスタ監督は試合後、イタリア『Sky』のインタビューに応じ、批判が寄せられた鈴木を擁護した。
「私たちはザイオンがチームのために何をしてきてくれたかを知っている。彼は右手の指に37箇所も骨折し、舟状骨も折れていたが、負傷したその日に10分間プレーした(ACミラン戦)。パルマのためにすべてを捧げてきた選手だ。彼のことをよく理解しているし、これからもチームに多くをもたらしてくれると分かっている」
昨季はチームをセリエA残留に導き、今季も残留圏で戦い続けてきた。そうしたなかで負傷し、離脱期間には第2GKだった24歳のエドアルド・コルヴィが好パフォーマンスを見せて、チームをさらに押し上げた。
イタリアでは、コルヴィを推す声もまた多い。
指揮官は「コルヴィは非常に良いインパクトを残しているし、とても重要な存在。過去にはスズキも同じようにチームを助けてきた。私たちは実力主義で選択している」と、あくまでもチーム状況を踏まえて鈴木を選択したと主張した。
また、敗戦を受けてチームが取り組むべき課題についても言及した。
「もちろん私たちは日々取り組んでいる。目標を達成するためには、まだ多くの勝点を積み重ねなければならない。質の高いパフォーマンスと仕事を続ける必要がある。望んでいなかった敗戦だが、この試合をしっかり消化し、分析し、来週土曜日にまたピッチに立つ」
鈴木の復帰はFIFA北中米ワールドカップ(北中米W杯)を控えた日本代表(SAMURAI BLUE)にとっては朗報であるが、その状態が気になるところではある。
果たして次節、鈴木が起用されるのか――。次節はホームで、トリノに続いて残留を争うUSクレモネーゼとの直接対決になる。
関連記事
▶【WBC】準々決勝ベネズエラ戦の地上波テレビ中継、インターネット配信、視聴方法は? 無料ライブ観戦も… 3月15日10:00~




