【FC東京】歯痒い引き分けに米本拓司「残り2試合『1』は決めたい」

FC東京の米本拓司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「みんなが意識を共有できていた」と、持ち味である推進力をもたらすことに成功。

[J1 32節] FC東京 0-0 磐田/2018年11月10日/味の素スタジアム

 FC東京の米本拓司が32節のジュビロ磐田戦で、味スタでは8月15日の柏レイソル戦(●0-1)以来となるリーグ戦での先発出場を果たし、ボール奪取からチームに推進力を与えるなど存在感を示した。しかしスコアレスドローに終わっただけに、試合後は悔しさを滲ませた。

「勝つことだけを考えて試合に入りました。選手全員が決めるチャンスがあり、CKもたくさんありました。そういうところで決め切れなかったのが、今の力……毎年言われていることですが、大事なところであと一歩足りないというか……。練習からいい雰囲気を継続して試合に臨めて、ホームであれだけ押し込んでいて点が取れないのは非常に悔しい。あと(残り試合2試合)勝点6をしっかり取って、相手次第ですが、3位以内を目指して最後まで戦います」

 立ち上がりに押し込まれた劣勢をはねのけ、その後は米本がぐっとボールを持ち出したり、高い位置へアグレッシブにプレスを掛けに行ったりするなど、ストロングポイントを随所で発揮。試合終了間際には強烈なシュートを放ち、そのこぼれ球からビッグチャンスも生まれた。

「(高い位置からボールを奪いに行くという)みんながそういう意識を持てていたからこそ、僕も前目でできたと思いますし、だからこそ点が入っていればという試合でした。そういったところを突き詰めながら、やっていければいいと思います」

(米本選手のゴールも見たいが?)『1』ぐらいは決めないとダメかなと思います(今季22試合0得点)。今はバランスが大事だと考え、今日もそこは悪くなかったと思います。多くのチャンスを作って1本決められればという試合をしていければと思います。ボランチが決められれば、チームはすごく助かりますからね。最悪でも枠に飛ばせるようにやってみます」

 実に味スタでは8月以来、ゴールが決まっていない。再びチーム全体に、何だか突き抜けきれないモヤモヤ感が漂っている。米本は力強いプレーを見せていた。チームとして、選手として、そんなずっと垂れこめてきた曇天を晴らすためにも、残り2試合、背番号7の一撃も待望される。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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