67歳・山田五郎さん逝去、「原発不明がん」とは? 症状や予防法を知る
博学としても知られた山田さん。来年も桜を見ようと、スタッフと約束していたという。(C)SAKANOWA
約2年間にわたり闘病、「まだまだ仕事がしたい」と語っていた。
美術などの評論家でタレントの山田五郎さんが7月14日に亡くなったことが22日、YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」で所属事務所を通じて発表された。67歳だった。葬儀は18日、親族や友人、仕事関係者らに見送られ執り行われた。
動画では20年以上にわたり山田さんを支えたマネージャーが、「2024年7月にがんと診断され、約2年間の闘病生活でした。山田は『がんに勝って、まだまだ仕事がしたい』と話していました」と振り返った。
さらに、「今年も桜が咲いたな。来年も一緒に桜を見ような」と励まし合いながら治療を続け、「本当に病気が憎いです」と無念の思いを語った。
また、「山田らしい最後の講義が1本残っています。本来なら講義のできない体でしたが、『最後に皆さんへ伝えたい』と無理をして収録しました。テーマは『メメント・モリ』です。最後の講義で、それぞれ山田の最後のメッセージを受け取っていただければ幸いです」と視聴者に呼び掛けた。
山田さんは2024年、自身が原発不明がんであることを公表し、治療を続けながら活動を続けてきた。
原発不明がんとは?
国立がん研究センターによると、原発不明がんとは、転移したがんは見つかっているものの、さまざまな検査を行っても最初に発生した臓器(原発巣)が特定できないがんを指すという。
リンパ節や肺、肝臓、骨、胸膜、腹膜などへ転移した状態で見つかることが多く、診断される人は人口10万人当たり6人未満とされる希少がんの一つとされている。
症状は転移した部位によって異なる。例えば、リンパ節ではしこり、胸膜では息苦しさ、腹膜では腹部の張り、肺では咳や胸痛、肝臓では上腹部の違和感、骨では痛みや骨折などがみられる。一方で、転移があっても症状が出ないケースもあるという。
原発不明がんを防ぐ方法は?
原発不明がんは、最初に発生した臓器が特定できないがんであるため、「この病気だけ」を予防する方法は確立されていない。
一方、国立がん研究センターは、がん全般のリスクを下げる生活習慣として、
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禁煙する
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飲酒は適量にとどめる
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野菜や果物を含むバランスの良い食事を心掛ける
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適度な運動を続ける
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適正体重を維持する
ことを勧めている。
また、体調の変化や原因の分からないしこり、長引く咳や痛みなど、気になる症状が続く場合は、早めに医療機関を受診することが大切だとしている。
山田さんは最後まで仕事への意欲を失わず、「まだまだ仕事がしたい」と治療に向き合い続けた。その姿勢とともに、希少ながんである「原発不明がん」という病気を多くの人が知るきっかけにもなった。
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