長谷部が華麗に復活。ローデも加わったフランクフルト新年白星発進
フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ヒュッター監督「結果は収められたが、内容は良くなかった」。
[ブンデスリーガ 18節] フランクフルト 3-1 フライブルク/2018年1月19日/コメルツバンクアリーナ
アイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠がウインターブレイク明けの一戦、華麗なる戦列復帰を果たし、リベロとしてフル出場して、勝利に貢献した。
長谷部は12月13日のヨーロッパリーグ6節、アウェーのラツィオFC戦(〇2-1)で左ハムストリングを痛めて32分に交代を余儀なくされた。その後、治療とリハビリのため、年内のリーグ3試合を欠場していた。
しかし「早い段階で大事を取って交代していたので軽症で済みましたと言う長谷部は、年明けのキャンプから合流。しっかりとこの再開初戦に照準を合わせてコンディションを整えてきた。
フライブルク戦は3バックの中央でプレー。チームは36分から前半終了までに3ゴールを一気に奪い、後半1失点を喫したものの3-1の勝利を収め、ホームでしっかり勝点3を掴むことに成功した。
フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は「私たちにとっては決して良い試合ではありませんでした。それはフライブルクはとてもいいプレーをしていたからです。前半終了までの10分間は良くプレーし、効率よくゴールできたものの、その他の時間は内容的には決して褒められたものではなかったです」
「結果を収めることはできたものの、内容には満足していません。それでも(BVBドルトムントからレンタルで加入、古巣に復帰した)セバスティアン・ローデはさっそくいいプレーを見せてくれてました。彼がチームの財産であることを示してくれました。長い時間プレーしていなかったことを考えると、そんなことは微塵も感じさせませんでした」
そのように2014年4月にバイエルン・ミュンヘンに移籍して以来、約5年ぶりに古巣に戻りボランチで72分までプレーした28歳の元ドイツ代表MFを高く評価していた。
長谷部にとっても頼りになる男が加わり、フランクフルトは年明け最初の試合で手堅く勝利を収めた。
文:サカノワ編集グループ