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今季最初の解任劇。千葉エスナイデル監督が契約解除に

千葉でのエスナイデル監督。(C)SAKANOWA

2分2敗の21位に低迷。なぜ、昨季末の時点で続投させたのか?

[J2 4節] 水戸 1-1 千葉/2019年3月17日/ケーズデンキスタジアム水戸 

 ジェフユナイテッド市原・千葉は3月17日午後9時、フアン・エスナイデル監督との契約を同日をもって解除すると発表した。後任の監督は未定だ。

 スペイン人のフアン・エスナイデル監督は46歳で、 スペインのヘタフェなどを率いた実績を引っ提げて2017年に千葉の監督に就任。1年目に6位(20勝8分14敗)に入り、J1昇格プレーオフに臨んだものの、名古屋グランパスに敗れて昇格ならず。するとハイライン・ハイプレスの対策も練られた昨季は14位(16勝7分19敗) に沈んだ。今季これまで2分2敗で21位とスタートダッシュに失敗した。J2通算成績は36勝17分35敗。

 昇格候補と言われながら昨季途中から急激に失速。高い位置からアグレッシブにプレスをかける戦術への対策が練られ、さらに相手を上回る対処法を見出せないまま今季にも突入。柏レイソルとのちばぎんカップでは迫力のある攻撃を見せていたが、レギュラーシーズンが始まると守備の綻びを露呈。すでにワースト2位タイの10失点を喫している。

 タレントはまずまず揃うだけに、一つ噛み合えばまだ十分に再建は可能なはずだ。とはいえ後任監督の人選はしっかりとこれまでの戦いを分析したうえで進めたい。加えてフアン・エスナイデル監督にあらゆる実権を託しながら失敗を喫したフロントの責任も問われるべきだろう。

文:サカノワ編集グループ

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