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「ラストチャンスの覚悟」関根貴大が躍動。遠藤アシスト!元浦和コンビの活躍でSTVV勝利

シント=トロインデンの関根貴大(左)。(C)STVV

ベルギー「プレーオフ2」、無敗の首位で次節はオイペン戦。

[ベルギーリーグPO2 4節]  シント=トロイデン 1-0 オーステンデ/2019年4月13日/スターイエン

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の7位から12位で争う「プレーオフ2」の4節、シント=トロイデンがオーステンデに1-0の勝利を収め、通算3勝1分の勝点10で首位をキープした。関根貴大がこのプレーオフ初先発を果たすと、CKから遠藤航のアシストによるシラの決勝点を演出。元浦和レッズコンビが勝利に大きく貢献した。

 日本人選手は、冨安健洋、鎌田大地、関根、遠藤の4選手が先発。木下康介はベンチだった。関根と鎌田が中心となって攻撃を牽引し、守っても冨安を中心とした守備陣がしっかり耐えて無失点に抑え、2位のオーステンデを叩くことに成功した。

 試合後、関根は次のように語った。

「前半から体が動けていたので、チャンスでは積極的に仕掛けていこうと思っていました。 1点しか奪えなかったことは課題で、2点、3点目と取れていたら楽なゲームができていたと思います。

 当日にスタメンが発表されるのですが、試合2日前からチャンスが来ると大体分かっていました。自分にとっては難しいシーズンになり、プレーオフ2でも中々チャンスがなかったので、今日が本当にラストチャンスかなと思って試合に臨みました」

 2017年8月に浦和からブンデスリーガ2部のFCインゴルシュタット04に完全移籍。しかし加入直後の監督交代により、その後は出場機会をほとんど得られなかった。2018-19シーズン、シント=トロインデンに期限付き移籍したが、そこでも相次ぐケガによる離脱の時期が続いた。

 ここに来てようやく、コンディションとパフォーマンスが安定。リーグ戦は出場3試合に甘んじたものの、プレーオフ2ではこれまで4試合中3試合に出場。ようやく先発からゴールに絡む活躍を見せられた。

 次節は豊川雄太が在籍するプレーオフ最下位のKASオイペン戦。現地時間4月20日、日本時間の21日3:30キックオフだ。

文:サカノワ編集グループ

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