香川真司のサラゴサがデータで圧倒も、5バックのルーゴにスコアレスドロー
サラゴサの香川真司。(C)Real Zaragoza
シュート25本対6本、ボール支配率66%対34%…。
[スペイン2部 7節] レアル・サラゴサ 0-0 ルーゴ /2019年9月21日/エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ
スペイン2部リーグのレアル・サラゴサは7節、ホームでCDルーゴと対戦してスコアレスで引き分けた。サラゴサのMF香川真司は4-2-3-1のトップ下で6試合連続で先発し、2戦続けてのフル出場を果たした。
ミッドウィークに組まれた6節のCFフエンラブラダ戦が相手チームの選手・スタッフの食中毒の集団感染により、試合前日に急きょ延期が決定。仕切り直しで、サラゴサはこのホームでの一戦に臨んだ。
ホームチームは試合開始から積極果敢に攻め続けたものの、自陣を徹底的に固めるルーゴの5バック(5-3-2)を崩し切ることができなかった。
データ上は圧倒した。サラゴサが、シュート数25本対6本、ボール支配率66パーセント対34パーセント、パス数515本対277本、パス成功率88パーセント対77パーセントと、あらゆる面で上回った。しかし……ゴールを攻略できなかった。枠内シュート4本対2本と、精度の低いフィニッシュが目立ったのも事実だった。
香川は決定的なスルーパスを放ち、自らもゴールに迫るなど攻撃の起点となった。ただ、求められた決定的な仕事は限られた。
サラゴサのビクトル・フェルナンデス監督は試合後の記者会見で、「試合を中断されることが多い展開になってしまった。ゴールを決めるという最も重要なことを除いては、すべてに上手く対応できました」と振り返った。
香川は開幕から6試合連続で先発出場し、これまで2ゴールを記録。サラゴサは4勝2分の無敗をキープして、暫定3位につけている。
サラゴサは9月29日の次節(日本時間30日1時30分から)、現在2分4敗で最下位の22位に沈むレアル・オビエドとアウェーで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Real ZARAGOZA 0-0 C.D.LUGO;Shinji KAGAWA played full for three games in a row.