小野伸二が絶品スルーパス!FC琉球は劇的、山形は痛恨のドロー
小野伸二。(C)SAKANOWA
同点弾の上原慎也「ボールをキープできていたのでチャンスはあると思った」
[J2 33節] FC琉球 3-3 山形/2019年9月23日/タピック県総ひやごんスタジアム
巻き返しを狙うFC琉球と2位キープとともに首位追撃を目指すモンテディオ山形の一戦は、山形が逆転しながらも後半アディショナルタイムなど立て続けに失点し、3-3で引き分けた。ホームチームにとっては劇的、アウェーチームにとっては痛恨のドローとなった。ジェフェルソン・バイアーノがPKでチーム最多7ゴール目、坂元達裕も通算6点目を奪った。また琉球の小野伸二は4試合連続スタメン出場を果たし、絶妙なスルーパスでホームのサポーターを魅了した。
FC琉球が山田寛人の先制点により、1-0でリードして迎えた41分だった。中盤でボールを奪った琉球が中央の小野につなぐ。琉球の7番はタテにスルーパス。この絶品のフェザーパスを受けた富所悠がペナルティエリアで狙いすましてシュートを放つ。しかし、ゴールは相手DFをかすめてポストを直撃。追加点はならなかった。
そこから山形が反撃に転じる。すると坂元、バイアーノ、そしてオウンゴールと3ゴールを効果的に奪取。上位チームの意地を見せ、一時3-1とリードを広げた。
しかし、それで試合は終わらない。
小野と代わって投入された風間宏希が85分、さらに上原慎也が90+1分と、試合終盤にFC琉球は怒涛の反撃で一気に追い付いてみせた。
上原は試合後のフラッシュインタビューで、「ボールを保持できて、前線に人数をかけることができていたのでチャンスは来ると思っていた。自分が入ることで高さを生かすのはもちろん、樋口監督からは『それだけではないぞ』と言われていたことを示し、攻めていった」と振り返った。
琉球は連勝ならず18位。一方、山形は勝点58で2位をキープしたが、首位柏レイソルとの勝点差が「8」に開き、横浜FCなど3位グループと再び勝点1差となった。
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:FC Rtyukyu 3-3 Montedio Yamagata