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再開0秒弾!バイス突き刺し、岡山が山形との11分からの再試合を制す

ヨルディ・バイス。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

終了間際にはハン・イグォンがトドメ。

[J2 8節] 山形 0-2 岡山/2022年8月31日19:06/NDソフトスタジアム山形

 GKが誤って退場処分にされた競技規則の適用ミスにより、11分時点でのスコアレスからの再開ゲームとなったモンテディオ山形対ファジアーノ岡山の一戦、その判定ミスの起きたゴール前での間接フリーキックから行われた。

 すると、岡山はこの日のために準備してきたトリックプレーを披露。キックを蹴る前に9.15メートル(今回はゴールライン上)よりボールに近づいた場合、その選手にイエローカードが出されるというルールを念頭に、岡山は何度か相手をけん制する。そして誰が蹴るのか分からないように複数人がボールを蹴るふりでフェイントを繰り返し……。そして、まさか後方に一旦下げて、河井陽介が左足でボールを止めてセット。これをヨルディ・バイスが右足で一閃、強烈なショットをゴール上部に突き刺してみせた。試合時間が「11分00秒」で再開された直後、まだ1秒に達していない段階での一撃となった。

 “ファーストプレー”で先制に成功した岡山は試合をコントロール。90+2分、ハン・イグォンが追加点を決めて、2-0で勝利を収めた。

 当初の“11分以降のゲーム”では10人での戦いを余儀なくされた山形だが、今回、11人で改めて戦えることに。しかし新型コロナウイルス感染でピーター・クラモフスキー監督が不在のなか、結果、再開直後に喫した失点のダメージは大きく、その後も決定機を逃すなど、このチャンスを生かせなかった。

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