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【Jリーグ】「6月下旬」か「7月上旬」再開が有力。日程は29日目処に発表へ

トピックス・ニュース, Jリーグ

Jリーグ村井満

サカノワスタッフ

国立競技場。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

22日の対策連絡会議を経て、関係機関と約1週間をかけて調整。その後、発表へ。

 Jリーグは5月19日に第5回理事会を開き、新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中断するなか、再開に向けてこれまでの状況を確認するとともに新たな情報を共有し合った。

 新型コロナウイルスの影響で3月26日以降、すべての公式戦が中断されているJリーグだが、感染者の減少により、再開に向けて現実味を帯び、希望は膨らみつつある。そうしたなか、村井満チェアマンは「Jリーグとしても、サッカー界としても、一歩ずつ再開へのシミュレーションを重ねているところです。韓国やドイツでプロサッカーが再開され、早くサッカーファンの皆さんに提供したいという思いが高まる一方、しっかり(新型コロナウイルスの)感染拡大をコントロールしていかなければいけないという両面を思いながら、準備を進めている状況です」と語った。

 今後のスケジュールだが、まず21日に政府による専門家会議を受けての安倍晋三首相の発表があり、それを受けて、22日にJリーグとNPB(プロ野球)合同による新型コロナウイルス対策連絡会議、Jリーグの臨時実行委員会が実施される。

 村井チェアマンは「我々としては再開のシナリオを立てて、場合によっては選手会、また、物販の契約者担当者等との協議、さらに強化担当者、実行委員とのすり合わせをしていきます」と説明。関係者やステークホルダーとの約1週間の話し合いを踏まえて、具体的な発表を行う予定だ。

 そのため、22日に再開の具体的なプランを発表することは「現実的にはしないつもりです」(村井チェアマン)と説明があった。

「方針や考えがまとまったとして、そのあと(上記の各担当者との)協議や最終確認が必要で、29日頃を目途に、私たちの方針を示したいと考えています。22日に(対策連絡会議で)インプットはします。ただ私たちからのアウトプットは29日頃と考えていますが、とはいえ内容が簡単でなければさらに後ろになるかもしれません。少なくともステークホルダーとのコミュニケーションを消化するのに1週間はかかると思っています。そのため、29日頃を目途にアウトプット(発表)をできるように検討したいと考えています」

 村井チェアマンはそのように説明した。

 さまざまな関係機関、そして選手会との協議を踏まえて、決定を下したいということだ。そう考えると、選手・チームの調整期間を踏まえると、「6月下旬」あるいは「7月上旬」の再開が現実的か。Jリーグが本格的に動き出そうとしている。

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[取材・文:塚越 始]

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