【大分】松本怜が愛犬発見に改めて感謝「皆さんのお陰で見つかった」

オンラインでの取材に応じた大分の松本怜。(C)SAKANOWA

コロナ禍の驚きの出来事――歌だけじゃなかった。

 J1リーグ大分トリニータのMF松本怜がこのほどオンラインでの取材に応じて、7月4日のリーグ再開となるサガン鳥栖戦に向けた抱負を語った。また、地元・室蘭市で行方不明となっていた愛犬チェルの発見に協力してくれたファンとサポーターに改めて感謝を伝えた。

 大分はリモートマッチ(無観客試合)で、空いた観客席を埋めるため、段ボール・サポーターの「トリボード」の購入・設置を呼び掛けてきた。その4日の鳥栖戦に向け、これまで多くの参加と支援が寄せられていて、松本は次のように感謝した。

「トリボードは、本当に励みになります。より一層、ファンとサポーターのために頑張って、しっかり結果を残したいです。リモートマッチになりますが、いかにそこでサポーターが熱くなれるかが大事になると思います。サポーターの皆さんを熱くできるプレーをしたいです」

 また2月下旬には、北海道室蘭市の実家に預けていた愛犬チェルが3日間行方不明になる出来事があった。松本のSNSから発信を続け、近所の方から「ダックスフントっぽい犬を見かけた」との情報を得て捜索。するとチェルが無事に発見された。

 松本は改めて礼を述べた。

「チェルは皆さんのお陰で見つかったと思っています。ファンとサポーターの方々に、サッカー以外でもこうして協力していただいて本当に感謝しています」

 その後、コロナウイルスの影響によるJリーグの中断期間に突入。この4か月、松本は「誰もが感じたことだと思いますが、当たり前の日常が当たり前ではなかったと痛感しました。見えないウイルス、見えないものと戦うことに不安は感じ、意外と人間は脆いもの。こういう時だからこそ自分で考えて、どんなことにも対応できる力が大事だと思いました」と、様々なことを考えてきた。その思いや感謝の気持ちを、今度はピッチのうえで表現する。

 また、自粛や自宅・自宅周辺のトレーニングしかできなかったコロナ禍の期間、印象的なエピソードを一つ挙げた。

「外でランニングをしていた時、50メートルぐらい先で、小型犬をめちゃくちゃ速いスピードで早歩きなのか、走っているのか、散歩している人がいたんです。かなり速いなと思って、よく見たら島川でした(笑)」

 まさかの再会ではあったが、島川俊郎は松本に気付かなかった。松本はそんな島川と愛犬の“スピード”に驚いたそうだ。

「ちょっと声を掛けようかと思いましたが、めちゃくちゃ速かったのであきらめ、後日、本人に確認しました。島川、歌だけじゃないですよ」

 大分で8シーズン目に突入した背番号7――。松本の2020シーズン、2月下旬から止まっていた時計の針が再び動き出す。 

関連記事:【大分】“大幅変更”の新戦術に挑戦。片野坂監督「戦いの幅を広げるため」

[取材・文:塚越始]

Ads

Ads