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神戸が4連敗。西大伍は現実を直視「調子と言う前に弱い。力がないから」

神戸の西大伍(2020年1月撮影)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

イニエスタ、山口蛍、酒井高徳らを揃えながら…。

[J1 27節]神戸0-2湘南/2020年11月15日/ノエビアスタジアム神戸

 ヴィッセル神戸のDF西大伍が湘南ベルマーレ戦のあと、オンラインによるメディア取材に応じて、リーグ4連敗を喫した現状打破に向けて、選手個々が自分自身の殻を打破していく必要性を説いた。

 チームの調子が上向かず、その要因をどこに感じているか――。昨年日本代表復帰も果たしている33歳のサイドバックはその問いに、「調子と言う前に、弱いです。力がないからだと思います」と言い切った。

「結果はあとからついてくるもので、その準備や練習、試合に向けての質がまず選手全員足りていないのかなと感じています」

 アンドレス・イニエスタ、トーマス・フェルマーレン、ダンクレー、山口蛍、酒井高徳ら名前のあるタレントは揃う。スコアレスのままハーフタイムへ。チームの狙うようにボールを支配しているものの崩し切れない。そして後半、ミスから相手にファインゴール2発を決められた。

 神戸はトルステン・フィンク前監督から三浦淳寛監督への指揮官交代の変動期に4連勝を収めた。しかし、そのあとはベガルタ仙台に勝利を収めたのみで、1勝1分7敗。最近はリーグ4連敗を喫している。

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に臨むため、超過密日程を戦っている影響は否めない。リーグ戦は残すところ、あと2試合。18日の次戦・浦和レッズとのホーム最終戦を終えたあと、チームはACLの舞台となるカタールへ移る(リーグ最終節は12月19日のアウェーでのFC東京戦)。

 チームとしての照準はACLに向いている。ただ、西は「選手は自分のプレーにまずフォーカスすべき。チームのことは監督が考えることです」と、選手個々が自己を追求することの大切さを強調する。

「要求がまだまだ足りていないと思いますし、準備の段階、練習の質もまだまだだと感じています。(ただ開幕から基本的にはメンバーが揃っているのでは?)同じレベルでいたら、僕らにとって停滞は後退です。成長を続けていかないといけないと思います」

 そのように元日に天皇杯のタイトルをもたらした西は現状打破へ、そしてACL挑戦へ、己に打ち克つ必要性を自らに訴えるように口にしていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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