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【横浜FC1-2C大阪】「トシの落としが絶妙だった」清武弘嗣が1得点など大活躍、中村俊輔投入で試合の流れは変わったが

C大阪のブルーノ・メンデス(2019年9月撮影)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ロティーナ監督は75分を分岐点に挙げ、それまでは「狙っていたサッカーを見せられた」。

[J1 13節] 横浜FC 1-2 C大阪/2020年8月30日/ニッパツ三ツ沢球技場

 J1リーグ13節、セレッソ大阪が清武弘嗣とブルーノ・メンデスのゴールで横浜FCに2-1の勝利を収め、2位をキープした。1試合消化数の多い首位の川崎フロンターレとは勝点8差だ。

 C大阪は14分、GKキム・ジンヒョンのキックを落とした清武が、そのあと受けたリターンを右にサイドチェンジ。背番号10は一気にゴール前へ駆け上がって、奥埜博亮、高木俊幸のヒールを経由したパスをもらう。そしてDFを技ありのフェイントでかわし、左足でしっかりコントロールしたシュートを放ち、ゴールネットを揺らしてみせた。

 さらに58分には清武がゴール前に仕掛けるとボールがこぼれ、これを奥埜がパス。最後はブルーノ・メンデスが確実にショットを決めて、リードを広げた。

 ただアウェーチームが逃げ切りに入ったところ、横浜FCは斉藤光毅、中村俊輔、齋藤功佑、瀬古樹らを投入。すると斉藤のポストプレーから松尾佑介が気持ちのこもった一撃を叩き込み1点差に。

 さらに中村の精度の高いセットプレーからC大阪ゴールに迫ったが……一歩及ばず。C大阪が1点差で逃げ切った。

 ロティーナ監督は「最初の70、75分間はいいプレーができました。攻撃も守備も思ったようなプレーができて、狙っていたサッカーを見せられました。ただ75分以降は前に出てきた相手に引いてしまう、ボールを簡単に失ってしまうことによってチャンスを作られ、点を決められ、難しい15分になりました」と振り返った。

 また、清武はゴールシーンについて「最近あのような崩しがなかったので、できるだけトシ(高木)やブルーノの近くでプレーしたいと思っていましたし、トシの落としが絶妙だったので、あとは相手がいつ滑るのか(スライディングでブロックする)タイミングを見ながら、冷静にGKを見て決めるだけでした」と語った。

 桜のキャプテンはさらっと簡潔に振り返っていた。ただ個々の高い能力が凝縮された鮮やかなゴールシーンだった。 

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[文:サカノワ編集グループ]

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