原口元気シャルケ移籍!?その条件とは。内田篤人も在籍した名門復活のキーマンに指名か
ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ドイツ『ビルド』紙、「次なる道はシャルケへ」と報じる。
ドイツ・ブンデスリーガ2部ハノーファー96との契約満了を今季で迎える日本代表MF原口元気が、内田篤人も在籍したシャルケ04に移籍か――。
ドイツ最大部数を誇る大衆紙『ビルド』電子版は3月15日、「原口、次なる道はシャルケへ」と題したレポートを掲載した。来季の2部降格が日に日に現実味の増すシャルケが、ハノーファーの原口の獲得に向けて、関心を示していると報じた。
記事によると、資金難に苦しむ現在1部最下位のシャルケは新シーズン、フリートランスファーからの補強を優先的に考えているという。そうしたなか、ハノーファーが1部昇格を逃した場合、3年契約の満了を迎えて退団すると言われる日本人アタッカーに、白羽の矢を立てたい意向だという。
ハノーファーは現在、2部リーグ10勝5分9敗の勝点35で暫定8位。プレーオフ圏内の3位ホルシュタイン・キールまで11ポイント差で、昇格するにはやや厳しい状況に置かれている。原口はリーグ24試合・5得点・6アシストを記録している。
一方、シャルケは1部リーグ1勝7分17敗の勝点10で最下位に沈み、16位のヘルタ・ベルリン、17位の1.FSVマインツ05と11ポイント差である。冬の移籍期限ぎりぎりのタイミングで、アヤックス・アムステルダムで11試合・7ゴールを決めていた元エースのクラース・ヤン・フンテラールを獲得し、世界中を驚かせた。ところが37歳の元オランダ代表ストライカーは加入直前の試合で足を傷め、これまで本領発揮できずにいる。まさに悪循環……泥沼の深みにハマっている。
ただし原口の獲得は、あくまでも噂の段階に過ぎない。何よりシャルケは、まだ新たな強化責任者が決定していない。最近では、ドイツ代表の次期監督候補にも挙がるラルフ・ラングニック氏を招へいする動きも出ている。
その強化体制が決定しなければ、この話も具体的には進展していかないと、今回の記事でも伝えている。加えて、条件はハノーファーが1部昇格を逃した場合――。果たして原口が名門復活のキーマンに指名され、内田に続く日本人選手としてケーニヒス・ブラウ(王者の青)のユニフォームを着る日が来るのだろうか。
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[文:サカノワ編集グループ]