【川崎】J最速10ゴール!ダミアンのゴールパフォは“あの男”「飛んでいくように」
川崎のレアンドロ・ダミアン(1月の天皇杯より)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
G大阪に2-0勝利!キャプテンマークをつけてチームメイトを鼓舞「そこはいつも通りですね」。
[J1 13節] G大阪 0-2 川崎/2021年5月8日/パナソニックスタジアム
首位の川崎フロンターレがレアンドロ・ダミアンの得点ランキング1位になる今季J最速の通算10点目、さらに途中出場から三笘薫が5点目を決めて、アウェーでガンバ大阪に2-0の勝利を収めた。川崎は昨季から20試合負けなし(16勝4分)のクラブ新記録。一方、消化試合の少ないG大阪だが、リーグ10試合2得点(7失点)という深刻なゴール欠乏症に苦しんでいる。
41分、自陣でのピンチを凌いだあとカウンターから脇坂泰斗を経由して左サイドの長谷川竜也へ展開。長谷川のカットインから相手DFに当たったゴールが、ファーにいたレアンドロ・ダミアン前へ。川崎の「9」番は豪快に左足で蹴り込み、待望の先制点をもたらした。
後半に三笘も決めたが、結果的に先制弾が決勝点に。レアンドロ・ダミアンは試合後のオンラインによる記者会見で、次のようにゴールシーンを振り返った。
「竜也が特長を生かしてドリブルで仕掛けてくれて、相手のディフェンスの足に当たったボールが自分のところに転がってきたと思います。あとは落ち着いて流し込むだけでした」
そのように冷静に決め切ったと語った。また、ゴールパフォーマンスについては、次のように説明した。
「息子に捧げたもので、スーパーマンが服を破り飛んでいくというゴールパフォーマンスでした。なかなかスーパーマンのように飛んでいけませんでしたが、ちょっとは似たポーズになったかなと思います」
そして今回、名古屋グランパスとの天王山など連戦が続いたこともあり谷口彰悟がベンチスタートに。そこでダミアンがキャプテンマークを巻いて試合に臨んだ。ただ普段と心持ちは変わらず戦えたそうだ。
「今日は(谷口)彰悟がベンチスタートだったので、嬉しく思います。ただ自分の役割はまず(副キャプテンとして)彰悟のサポートをすること。(よく声を掛けていたのでは?)そこは普段と変わらず、チームメイトにうるさく叱咤激励していました(笑)。それはみんな練習から分かっていますし、キャプテンだから、というわけではなく。いつも通りですね」
そのように言うブラジル人ストライカーはピッチ上の厳しい表情から一転、優しい笑みをたたえていた。来日3年目、31歳のストライカーはまだまだ貪欲に、ゴールと川崎の勝利への道を追求していく。
注目記事:浅野拓磨の移籍先にトラブゾン浮上。「以前から狙っていた」
[文:サカノワ編集グループ]