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「香川真司を彷彿」鳥栖MF福井太智がバイエルン移籍へ。当面リザーブチームでプレー、他チームへレンタルか

史上3番目、16歳の若さでルヴァンカップでのデビューを果たした鳥栖の福井太智(43番)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ユースチームの10番、U-19日本代表でも活躍。

 サガン鳥栖U-18に所属しているU-19日本代表MF福井太智が、ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンに加入することで合意に近づいている。“移籍”が実現した場合、当面リザーブチームに所属し、ユルゲン・ナーゲルスマン監督にその能力が認められればトップチームでのプレーもあり得る。しかし現実的には、他チームへのレンタルなどが有力視されている。

『スカイ』によると、福井はバイエルンのトライアルに参加し、好印象を残した。「無名でドイツにやって来てボルシア・ドルトムントで活躍した香川真司を彷彿させる」と評している。

 クラブユースの選手は、そのトップチームにプロ契約を結ぶ最優先権がある。そのため実現すれば、福井は鳥栖からの“移籍”ということになる。

 福井は2004年7月15日生まれ、18歳。鳥栖U-18で背番号10をつけてプレー。1年時から主力として活躍し、クラブユース選手権制覇などに貢献してきた。すでに2種登録選手としてトップチームデビューも果たし、昨季はリーグ4試合・ルヴァンカップ4試合・天皇杯3試合の計11試合、今季はルヴァン杯3試合に出場している。

 今度は欧州トップクラブによる、日本を含めた世界中からの若手有望株のスカウトが、強化・補強さらにビジネス面での新たなトレンドになりつつある。尚志高を卒業したDFチェイス・アンリがVfBシュツットガルトⅡに加入したのに続き、アンダーカテゴリーの日本代表タレントのドイツへの引き抜きとなりそうだ。

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