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ヴィニシウスがヒールリフト! レアル・マドリードに5失点大敗、セルティックCL未勝利で敗退。前田大然、古橋亨梧、旗手怜央ノーゴールに終わる

レアル・マドリードのミリトンと競り合うセルティックの古橋亨梧(左)。(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

前田のクロスに、古橋が合わせる。決定機“未遂”もあったが…。

[CL GS6節] R・マドリード 5-1 セルティック/2022年11月2日21:00(日本時間11月3日5:00)/サンティアゴ・ベルナベウ

 UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(GS)6節、スコットランド1部セルティックFCは、スペイン1部レアル・マドリードに1-5で敗れ、今大会2分4敗と未勝利で終えた。セルティックの日本人選手では、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表に選ばれたFW前田大然、また古橋亨梧、旗手怜央が先発出場し、惜しいチャンスを作ったが得点ならず。初挑戦のCL・GSは、いずれも無得点に終わった。

 レアル・マドリードはすでに決勝トーナメント進出を決め、セルティックは敗退が決まっているなかでの対戦に。CF古橋亨梧、左MF前田大然、トップ下に旗手怜央が入り、セルティックは高速プレスをかけていく。ところがそれをあざ笑うかのように、白い巨人にパスでいなされてしまう。

 すると縦パスからセルティックがハンドのファウルでPKを与えてしまい、これをルカ・モドリッチに決められわずか6分で失点。さらに21分にも、再びハンドの反則で与えたPKをロドリゴに決められてしまう。

 山下良美氏とともにカタールW杯で女性初の審判員に選ばれているフランス人のステファニー・フラパート氏が主審を務めたが、PKのシーンでは、1本目はシュートを腕でブロックする形になり、またVAR介入とOFRを経た2本目は肩より上に上がっていた腕にボールが当たっていて、いずれもファウルを取らざるを得ないと言えるシチュエーションとなった。

 また次第にエンジンの温まったヴィニシウスがヒールリフトを披露するなど(しかし失敗……)、レアル・マドリードは余裕をもっての試合運びを見せる。セルティックは前半0-2で訪れたPKを守護神ティボ・クルトワに完璧に止められたヨシプ・ユラノビッチの失敗が痛かった。さらに前田の左クロスに古橋が合わせそこねた決定機未遂の場面もあった。

 また旗手は枠内シュートもあったが、ビッグチャンスで大きく枠を外してしまうシーンも。そのあたりのプレッシャーがかかるなかでのフィニッシュに関わる精度が今後の課題になる。

 3人はいずれも途中交代に。セルティックは2分4敗(4得点・15失点)でGS敗退。一方、レアル・マドリードは4勝1分1敗(15得点・6失点)の1位でグループ突破を果たした。RBライプツィヒが2位、シャフタール・ドネツクが3位。

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