岡山学芸館、初の決勝進出!ボルシアMG入り福田師王がゴールも…神村学園PK戦で散る│高校サッカー選手権

岡山県勢初の全国制覇へあと１勝。

[全国高校サッカー選手権 準決勝]  岡山学芸館 3(4PK1)3 神村学園／2023年１月７日12:05／国立競技場

　全国高校サッカー選手権の準決勝、岡山学芸館（岡山）が神村学園（鹿児島）と3-3の同点からPK戦を制して、初の決勝進出を決めた。岡山県勢初の全国制覇へあと１勝とした。神村学園は、卒業後にボルシア・メンヒェングラードバッハ入りが内定しているFW福田師王、セレッソ大阪入りする大迫塁がそれぞれゴールを決めたものの、最後に涙を飲んだ。

　立ち上がりは、パスサッカーを主体とした組織力の高い岡山学芸館が主導権を握る。常に先手を突いて敵陣に入り込み、６分、左サイドを打開したあと田口裕真が決める。

　そこからは神村学園が次第に１対１の局面で上回り出す。すると38分、エース福田が決めて同点とする。

　後半立ち上がりも神村学園のペースに。すると大迫の左足の直接フリーキックがDFに当たって、ゴールネットを揺らす。

　しかし直後、岡山学芸館のエース今井拓人が決めて、同点とする。

　すると試合が目まぐるしく動く。神村学園は大迫のコーナーキックから中江小次郎、岡山学芸館は岡本温叶が決めて、スコア3-3で試合終盤へ――。

　そこから両チームともにチャンスを作り出す。しかしゴールを割れずPK戦へ。岡山学芸館は向かって左上へしっかり突き刺すシュートを成功させていく。一方、神村学園は準々決勝の青森山田戦でゴールを決めた福田、西村道人が外してしまい、岡山学芸館が4-1で制した。

　福田のPKを止めた岡山学芸館のGK平塚仁はヒーローインタビューで、「自分のミスもあって３点決められましたが、チームが一つになって３点とれて、自分がやるしかない気持ちでいっぱいでした。みんなに感謝を伝えたいです。気持ちを引き締めて、優勝を目指します」と語った。

　決勝は１月９日、このあと第２試合の東山対大津の勝者と国立競技場で14時５分から対戦する。

【PHOTOギャラリー：福田師王、大迫塁…準決勝 神村学園×岡山学芸館】