【浦和】ペップ、クロップ、ピオリ…スコルジャ監督が影響を受けた監督とは?キャンプ訪問が好き
マンチェスター・シティのグアルディオラ監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「試合を見て『良い』と感じると、さらに深く調べたり探求しますが、とはいえ――」
[ルヴァンカップ GS1節] 湘南 – 浦和/2023年3月8日19:00/レモンガススタジアム平塚
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が3月6日の記者会見の中で、「影響を受けた監督」「好きな監督」について質問に応じ、「好きな質問ですね」と丁寧に語ってくれた。指揮官はヨーロッパで指揮していた間、オフ期間など時間を得た際には、ヨーロッパの様々なクラブのトレーニングを視察してきたという。
「たくさんの監督の哲学に影響を受けてきました。なかでもラファエル ベニテス、ズデネク・ゼーマン(デルフィーノ・ペスカーラ1936)、トーマス・トゥヘル、そしてユルゲン・クロップ(リバプールFC)の影響は大きく、トレーニングキャンプなどもよく視察に行きました」
そして戦術的に感銘を受けているのは、マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラだと言う。
「個人的に戦術的に一番素晴らしいと思っているのが、ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)です。長年トップレベルで戦い続けてきました。
また最近ですと昨年の夏、ステファノ・ピオリが率いるACミランのトレーニングキャンプに出向いて、どのように準備しているのかを学びました。
私は試合を見て『良い』と感じると、さらに深く調べたり探求しますが、とはいえ、それは常に変化するものでもあります」
そして好きなキャンプ場がスペインのマルベージャだという。
「(合宿の練習視察は)機会があれば行くようにしています。特に気に入っているのが、スペインのマルベージャです。たくさんのチームが巨大な施設に集まるので、冬の期間、私にとって過ごすのが好きな場所の一つです」
そのように現代サッカーを牽引する戦術家から、様々なエキスを吸収しているという。
トランジションとプレッシングの強度やスピード、その使い分けにこだわり、実現するためのポゼッションなど技術も重視する――。その理想のスタイルの具体像も見えてくる。
「影響」の詳細についても今後話を聞き出し、指揮官が描く『世界』をより広く知っていきたい。