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【鹿島】岩政大樹監督「アーティストの2曲目が大事なように。重要な一戦」。ルヴァン杯GS2節の新潟戦へ抱負

新潟戦前日練習で指示を送る鹿島の岩政大樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

チーム全体から放たれる「熱量」に手応え。最近の判定を巡り…「一旦ここで終わりにしなければいけない」。

[ルヴァンカップ GS2節] 新潟 – 鹿島/2023年3月26日14:00/デンカビッグスワンスタジアム

 ルヴァンカップのグループステージ(GS)2節、鹿島アントラーズがアウェーでアルビレックス新潟と対戦する。鹿島の岩政大樹監督が試合前日の25日、オンラインによる取材に応じて、公式戦4試合ぶりの勝利に向けて抱負を語った。

 鹿島は同GS初戦、柏レイソルと1-1でドロー。松村優太のゴールで先制したが、90分に細谷真大に決められた。

 今大会初勝利を目指す指揮官は、「全ての試合と等しく重要な一戦。なかでもどの大会も2試合目は重要だったりします。アーティストのCDで2曲目が大事だったりしますよね。重要な試合です」と気を引き締める。

 そして新潟の印象について次のように語る。

「見ての通り何年もかけて確立されたスタイルがあります。それがJ1でも通用している自信の中でプレーしているように見えます。非常に強いチームだと思います」

 新潟が取り組むゴールキーパーを含めた後方からのビルドアップへの対策が一つポイントになる。岩政監督は「自分たちが踏み込んでいくのか、少しやらせるのか。試合の中で判断していくことになると思います」と、流れを見ながら対応していく考えを示した。

 そして岩政監督はチーム全体から放たれる「熱量」に、手応えを感じ取っていた。

「熱量のある試合が続いてます。熱量があるのは、選手の狙いが揃っているということ。サッカーでは、それが揃わず熱量が表現されることはほとんどありません。それは試合を追うごとに選手も確認できています。もちろん対戦相手が変わるなかでその熱量を表現し続けるのは難しいですが、シチュエーションに応じ、判断基準を揃えて試合をすることに、徐々に自信を持てていると思います」

 また、最近はレッドカードや失点が絡むなど判定を巡る“アクシデント”が続いている。鹿島の選手が、主審の判定にナーバスになる場面が増えているが……。指揮官はその負の連鎖をここで断ち切りたいとも語った。

「選手たちとベンチを含め、一旦ここで終わりにしなければいけないところはあります。冷静に対応しながら、自分たちのプレーに集中していきます。そのためにも、自分たちの戦いをアップデートしていくことにフォーカスしています。明日改めて(判定に関することについて)一旦確認し、ベースを確立していくためにもテーマ性を持たせて戦っていきたいです」

 果たして、どのようなメンバーが先発するのか? これまで控えに回っていた選手や若手の突き上げが期待され、GS突破に加えて来週末に控えるサンフレッチェ広島とのリーグ戦に向けて、「勝利」を収めて弾みをつけたい。

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