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【鹿島】JFA審判員会へ抗議文。浦和との対戦直前、選手個人へのレフェリーブリーフィングでの批判を受けて

鹿島アントラーズのサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

審判員の個人が把握される表現や発言が避けられているなか、この行為については選手名が特定されている点を問題視。

 J1リーグ鹿島アントラーズは6月3日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会に対し、クラブから抗議文を提出したと発表した。2日にJFA審判委員会が実施したレフェリーブリーフィングで、鹿島の選手名を特定する形で発出されたコメントに対するもの。

 クラブによると、同委員会は5月14日のJ1リーグ13節の名古屋グランパス戦、当該選手の行為について言及。複数の報道機関やメディアを通じて拡散され、ウェブ媒体やSNSなどで同選手への批判が集まる状況となっているという。

 当該選手の行為について、クラブからは試合後に本人に厳重注意を行っていた。また試合日から6月3日まで、同委員会からクラブと選手への注意などは受けていない。

 クラブは浦和レッズとの対戦直前のタイミングで、レフェリーブリーフィングの場でコメントが発出されたこと、同ブリーフィングでの各種コメントにおいて審判員の個人が把握される表現や発言が避けられているなか、この行為については選手名が特定されていることをクラブとして問題視。同様の事象発生を防ぐためにも正式に抗議した。

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 鹿島は「クラブでは今後もフェアプレーの精神を持ち、審判団とより良い関係を構築しながら、日本サッカー界の発展に貢献していくよう努めてまいります」とコメントしている。

 現在リーグ7位の鹿島は6月4日17時から、3ポイント差で4位の浦和レッズと埼玉スタジアムで対戦する。

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