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リバプールが「日本のハーランド」を狙う!?18歳のJリーガーに現地メディア注目、三笘薫や久保建英のように…

熊田直紀。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

U-20アジアカップで得点王になったFC東京の熊田直紀を推奨――。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに18歳の日本人ストライカーを推薦――。現地メディア『リバプール・コム』は4月9日、今夏の移籍マーケットに向けて「『もう一人のハーランド』を狙え」と題したレポートを掲載し、“和製ハーランド”としてFC東京の熊田直紀(KUMADA Naoki)を推している。その理由とは!?

 熊田はFC東京U-18から今季昇格したばかりのルーキー。先日開催されたU-20アジアカップで5ゴールを決めて得点王になり、日本をU-20ワールドカップ(W杯)へと導いた。

 FC東京のトップチームでは、J1リーグでは1試合、ルヴァンカップでは2試合に出場していてノーゴールである。ただし同メディアは、三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)、久保建英(レアル・マドリード→レアル・ソシエダ)のように、「まだヨーロッパでは活躍していない有望株を獲得すべき。日韓ワールドカップから20年を経て、これから日本は黄金時代を迎える」と、青田買いをすべきだとして、熊田の名前を挙げているのだ。

「18歳のFW熊田は最近ヨーロッパで注目を集めている伝統的な日本人のタイプとは明らかに異なる。多くの日本のスター選手は小柄で優れたテクニックを持っているが、熊田はその領域に収まらないタレントだ。テクニックがある一方、高さがありフィジカル能力も高い。最近開催されたU-20アジアカップでは、アーリング・ハーランドがユース時代に見せたような身体能力の高さで、ゴールを量産していた」

 そのように熊田をノルウェーの怪物FWであるアーリング・ハーランド(Erling Haland)に匹敵するアタッカーとして推しているのだ。

「空中戦に強く、ボールをキープできて、守備陣の背後を突くスピードも併せ持っている熊田は、U20日本代表で7試合で7得点、U20アジアカップだけでも5試合5ゴールを記録している」

 同メディアはかなり詳しく熊田をスカウティングし、リバプールは今のうちに獲得すべきだと主張している。

 ただしプレミアリーグでプレーするには、イギリスの労働許可証が必要になる。日本代表でのプレー数、世界でもトップクラスの移籍金、国際大会や欧州トップリーグでの実績など条件(ポイント制)を満たさないといけない。もちろん“三笘式”に他国(ベルギー)などで武者修行を積ませて英才教育を施すなどの策も可能だが――。

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