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J2山形8連敗。“誤審”で西村慧祐の初ゴール幻に!GK白井裕人が田中渉を「引き倒しているように見えるが…」、VARあれば…

モンテディオ山形のエンブレム。(C)SAKANOWA

加藤潤也が決勝ゴール、金沢連勝。

[J2 10節] 山形 0-1 金沢/2023年4月16日14:03/NDソフトスタジアム山形

 J2リーグ10節、モンテディオ山形-ツエーゲン金沢の一戦、疑惑の判定で、山形DF西村慧祐の初ゴールが取り消された。金沢が加藤潤也のゴールで1-0の勝利。一方、山形は泥沼のリーグ8連敗に……。

 スコアレスで迎えた58分、ホームの山形が左コーナーキックのチャンスを得る。大勢が詰めかけたモンテディオサポーターの前で、ここで西村が豪快なジャンプヘッドでゴールネットにボールを突き刺す。サポーターのもとに駆け寄り、移籍後初ゴールを歓喜する。

 しかし――主審は山形のファウルでノーゴールと判定した。

 ゴール前の競り合いで、GK白井裕人が前に立つ田中渉との競り合いで倒れたところを、主審は田中のファウルと判断した。

 ところがVTRで確認すると、逆にGK白井が後方から田中を引き倒して、一緒に倒れていることが分かる。DAZNで解説をしていた元山形の越智隼人氏も、「いやー、白井選手が引き倒しているように見えますが……」「田中選手がまず白井選手に体を預けるようにしていましたが、最終的には白井選手が(田中の)肩に手をかけて引き倒したように見えました」と状況を説明していた。

 そのあと62分、GK後藤雅明がファンブルしたところを見逃さず、金沢の加藤がヘッドで押し込んで先制に成功する。

 試合終盤にはCKの場面で、後藤が攻撃参加をして空中戦で競り勝つ場面なども見せた。しかし金沢が1-0で逃げ切り連勝、5勝5敗とした。

 山形にとっては、まさにあのゴールシーン……西村の得点が認められていればと悔やんでも悔やみきれない。VARが採用されていれば、認められていた可能性のほうが高い。

 ピーター・クラモフスキー政権から渡邉晋監督にバトンが引き継がれたモンテディオだが、これでリーグ通算2勝8敗、直近8連敗と未勝利が続いている。

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