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【移籍情報】日本代表FW中村敬斗がフランクフルトへ。鎌田大地の“後釜”、長谷部誠の新たな門下生に

日本代表での中村敬斗。(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)

ポイントは移籍金、リンツは6億~9億円を要求か。

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)デビューを果たしたオーストリア1部LASKリンツに所属するFW中村敬斗(NAKAMURA Keito)が来季、ついに5大リーグのステージに立つ可能性が高まってきた。ドイツ・ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトが獲得を検討している。

 22歳の元ガンバ大阪出身のアタッカーは2022-23シーズン、リーグ26試合・13得点・7アシスト、公式戦通算31試合・16得点・8アシストとブレイクを果たしている。左ウイングを主戦場に、オプションでトップやトップ下も務めている。日本代表の3月シリーズのウルグアイ代表戦で、国際Aマッチデビューを果たしている。

『90ミニッツ』などによると、中村は2025年6月までリンツと契約を結んでいるが、移籍によるステップアップには前向きだという。一方、リンツもこの成績では移籍はやむなしと踏んでいて、契約解除金を400万ユーロ(約6億円)から600万ユーロ(約9億円)に設定していると言われる。

 フランクフルトでは今夏、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表の鎌田大地がフリートランスファーで退団することが決定的となっている。さらに同準優勝を果たしたフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ、そしてデンマーク代表MFイェスパー・リンドストロムも移籍する可能性が高まっている。

 クラブとしては、鎌田に関してすでに投資分を回収できていると見ているという。そのうえで近年の大型移籍で移籍金も得ていて、中村獲得は問題なくできるのではないか――ということだ。

 ポジションは異なるものの求める役割的(得点・アシストに多く絡む)には共通する鎌田の“後釜”であり、現役プレー期間を1年間延長させた長谷部誠の門下生になるのだろうか。

 中村はウルグアイ戦でデビューした際、試合後に次のように語っていた。

「(代表デビューは思ったより早かった?)早かったのではないでしょうか。サッカーの世界は本当に速い速度で進んでいて、それを肌で実感してきました。その中で僕自身としては、一歩ずつ進みながらできている感覚があります。わずか2、3分でした。でもこの2、3分、試合に出られるかどうかで全然違います。ほんの少しでしたが、自信がつきました」

 中村の快進撃はまだまだ続くか――。

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