日本代表FW上田綺世が今季20ゴール! PK2発で「得点王」射程圏。セルクルが松尾佑介のウェステルローに5-3でPO初勝利│ベルギー1部リーグ
上田綺世。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
上田、松尾ともにアシストも記録。
[ベルギーPO2 2節] ウェステルロー 3-5 セルクル・ブルージュ/2023年5月7日13:30(日本時間20:30)/Elindus Arena
ベルギー1部セルクル・ブルージュのFW上田綺世がプレーオフ(PO)2・2節のKVCウェステルロー戦でチーム2点目と4点目のゴールをPKで決めて、今季通算20点目の大台に乗せた。試合はセルクルが5-3でPO初勝利を収めた。
1-0で迎えた18分、攻勢を強めたセルクルがPKを獲得。上田は向かって左サイドにインステップキックでショットを放つ。するとGKに反応されたものの、それを上回るスピードでゴールネットに突き刺してみせた。
松尾佑介が先発したウェステルローも反撃し、そのあと1点を返す。しかし直後の44分、上田のマイナスのパスからレオナルド・ロペスがミドルを決めて、アウェーチームが3-1と再びリードを広げる。
さらに前半終了間際、セルクルがまたもPKを獲得。最初は10番のディノ・ホティッチが蹴ろうとしていたが、チームメイトも介入して監督から指名されている上田が改めてキッカーを務める。OFRによって中断時間が長引いたが、それにも動じず、日本代表ストライカーは1本目とは逆の右を突いて(GKは逆に飛んで)、この日2点目! 今季通算20点目に乗せた。
試合は後半に1点ずつ奪い合い、5-2で迎えた72分に上田は交代に。カウンターからの決定機でハットトリックのチャンスもあった。
一方、敗れたもののウェステルローのネネがハットトリックを達成。1アシストの松尾は左MFで先発し、試合終盤はセンターフォワードの位置に入った。
上田は今季レギュラーシーズン34試合・18得点・1アシスト、POでもその勢いをキープして得点を積み重ねている。POのゴールも加算されるベルギーリーグの得点ランキングで、トップとは1ゴール差。「得点王」を射程圏に捉えている。