【浦和】「全体がホームのような不思議な感じ」荻原拓也が京都との特別な一戦を振り返り、31日の広島との上位対決へ意欲を示す
オンラインによる取材に応じた浦和の荻原拓也。(C)SAKANOWA
2日後はホームでのサンフレッチェ戦、「攻撃の部分でチームに貢献しなければいけない」。
[J1 11節] 浦和 – 広島/2023年5月31日19:30/埼玉スタジアム
浦和レッズの荻原拓也(OGIWARA Takuya)が5月29日、オンライン取材に応じて、昨季まで2シーズン在籍した京都サンガF.C.と対戦しての思い、そしてサンフレッチェ広島戦に向けて抱負を語った。
2-0の勝利を収めたサンガスタジアムでの試合後、京都サポーターにあいさつをした荻原に対し、その背中を後押しする大きな拍手と歓声が起きた。数多くの京都時代のフラッグやユニフォームなども掲げられた。
荻原は「スタジアム全体がホームというような不思議な感じでした」と振り返った。
「自分にとって、ホームとアウェーという概念があまりなく、全体がホームという不思議な感じでした。試合が終わったあと、京都サポーターが僕のことを迎えてくれました。本当に今まで縁でつながり、たくさんの方に助けられ、支えてもらってきたからこそ、このサッカー人生があり、僕自身、幸せ者だと改めて思いました。そういった感謝の気持ちをピッチで還元して、より自分が成長して、もっと大きくなれたらと改めて思いました」
そのように荻原自身にとっても、特別な一戦になったという。
そして2日後の広島戦へ。23歳のレフティは次のように抱負を語った。
「試合に出たら、しっかりディフェンスはできていると思うので、もっと強気な選択をより増やして、攻撃の部分でチームに貢献しなければいけないと感じています。そうですね、攻撃面でさらに勢いをつけたいです。チームに貢献したいです」
リーグ戦では4月15日の北海道コンサドーレ札幌戦から6試合連続で先発出場している。京都戦ではカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表の酒井宏樹が右に入るセットも組まれた。ただ最近のパフォーマンスは“インパクト”を残せず、納得はしていないという。
勝点24で暫定6位の浦和レッズが、2試合消化試合が多く2ポイント差の4位につける広島をホーム埼スタに迎える。この上位対決、荻原がピッチに立った際、突破口を切り開けるか――。キーマンになることは間違いない。