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苦悩する浦和の新助っ人エヴェルトン。適正ポジションはどこか?

埼スタデビューを果たした浦和のエヴェルトン(手前)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

埼スタデビューを果たした26歳のブラジル人MF…しかし持ち味をチームに還元できず。

[J1 2節] 浦和 0-2 札幌/2019年3月2日/埼玉スタジアム2〇〇2

 浦和レッズに今季加入したブラジル人MFエヴェルトンが、埼玉スタジアムのピッチに初めて立ち、そのユニフォーム姿を浦和サポーターに披露した。

 開幕戦に続いて浦和は3-5-2の布陣を採用し、エヴェルトンは「5」の中盤を支えるアンカーで先発。しかしその脇にできたスペースを札幌のチャナティップらに攻略されて、後手を踏んだ。そして後半からは1列前でプレーして、何度かチャンスに絡んだものの、得点はもたらせなかった。

 ポルティモネンセSCから加入したブラジル人MFは試合後、次のように反省を口にした。

「これまで練習で積み上げてきたことを、形としてまったく見せることはできませんでした。こうした結果になってしまったことは残念でなりません」

 そのうえで、26歳のブラジル人MFは改善策を挙げた。

「まず自分たちが冷静になって、やってきたことを続けることが大切。日々の練習のなかでハードワークを続けていけば、この状況を打開できるはず。そうすれば、多くのチャンスが生まれてくるはずですし、ゴールは自然と生まれきます。努力をして、諦めなければ、必然的にチャンスは生まれてくるはずです」

 果たして「ボール奪取から攻撃への切り替え」を武器とするエヴェルトンはどのポジショで生きるのか。その特長をなかなか浦和のチームに還元できずにいる印象である。ゼロックス・スーパーカップを含め3試合勝ち星のない浦和の波に乗り切れずにいる象徴の一人に挙げられるが、自身の武器をチームに落とし込み、1日も早く勝利に貢献したい。

文:サカノワ編集グループ

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