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【移籍】ケルン関心! 橋岡大樹が語っていた5大リーグへの意欲「世界中で認めてもらえるように」。浦和を経てSTVVで活躍

橋岡大樹。(C)STVV

日本代表で突き付けられた現実、「未来を変えていくしかない」

 ベルギー1部シント=トロイデンVVに所属するDF橋岡大樹がこの夏、5大リーグへの挑戦権を得るか――。ベルギーメディア『Truineer』は6月6日、ドイツ1部1FC.ケルンが今夏の移籍マーケット、この24歳の日本人ディフェンダーの獲得に向けて興味を持っていると報じた。

 カタール・ワールドカップ(W杯)を経て森保ジャパン第2章最初の活動となった3月のキリンチャレンジカップ2連戦で招集された橋岡は、初戦ウルグアイ代表戦の試合終盤に起用された。しかしコロンビア代表との第2戦では出場機会を得られなかった。

 これまでE-1東アジア選手権で2試合に出場していて、フルメンバーでは初めての起用となった。その意味では一歩前進と言えた。とはいえ、同シリーズでは菅原由勢が右SBとして2試合ともにスタメン起用されるなど、日本代表での現在地(=序列)も突き付けられた。

 特にサイドバックとセンターバックは、森保監督が多くの選手にチャンスを与え、それぞれ所属クラブでの発奮につなげてもらいたいという期待や狙いも伝わってくる。

 そうしたなか右サイドバックを主戦場に、センターバックも担える橋岡はコロンビア戦のあと、自身の現在地、そして今後のチャレンジについて、次のように語っていた。

「(2試合を終えて)みんなから刺激を受けました。(数分間の出場に終わった)この悔しさは今すぐ晴らせませんが、チームで結果を出していきます。ワールドカップまで3年半の時間があり、あの時あの思いをしたから、今があると言えるように、もっと頑張らないといけないです」

 もちろん、より多くの出場時間がほしかった。ただ、その現実を「力不足」と、橋岡は正面から受け止めていた。

「でも……森保監督も絶対にまず使いたいから呼んでくれていますから、それに対して応えられなかった、自分の力不足です。それをどのように覆していくかこそが大切。競争の中にいれば、必ずあることで、もちろん悔しいです。そう思わなくなったら、サッカー選手を辞めたほうがいい。選手であれば、絶対に上を目指さないといけない。代表に呼ばれたから満足ではなく、代表で活躍しなければ、やらなければいけない。試合に出られなかった過去は変えられないので、未来を変えていくしかありません。これからできることを切り替えてやっていくしかないと思います」

 そして、冬にも移籍の噂が報じられたが、夏のステップアップはより現実味があるのか? その問いに橋岡はこう答えた。

「まず5大リーグに行って、しっかりスタメンを勝ち取り、自分のプレーをもっともっと世界中で認めてもらえるように。そこで成長し、またこの代表に帰ってきて、成長した姿を見せたいです。アイツがスタメンなら安心できるというぐらいまで行きたいです。いいニュースを伝えられるように、頑張ります」

 そのように語った橋岡は2022-23シーズン、ベルギーリーグ今季32試合・4アシストとフル稼働した。その実績を引っ提げて、ウイングバック、サイドバック、そしてセンターバックと対応可能なフレキシブルなファイターが、欧州トップリーグでプレーするチャンスを掴むことができるか。

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 浦和レッズからベルギーに渡り1年半が経った。まだSTVVとの契約も残していると言われ、このままより鍛錬を積む道も選択肢として残る。一方、自身が口にした、より高みへと突き抜けていく、さらなるチャレンジに踏み出す一報もまた待たれる。

Posted by 塚越始