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【浦和L】石川璃音が秋田県勢初のW杯選手に「秋田で有名になりたい…いえ、世界で有名な選手に!」

浦和Lの石川璃音。写真提供:浦和レッズレディース/(C)URAWA REDS

最終ラインのレギュラーを獲るぐらいの突き上げが、日本の上位進出の条件に。

 浦和レッズレディースの石川璃音が来月開催されるオーストラリア・ニュージーランド共催の女子ワールドカップ(W杯)に臨むサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)に選ばれた。

 2003年生まれ19歳の石川は、秋田県の御所野スポーツ少年団、JFAアカデミー福島を経て浦和に加入。レッズレディースでレギュラーポジションを掴み、リーグ優勝を果たし、一気にワールドカップメンバー入りを果たした。

 男女通じて秋田県勢初のワールドカップ選手の選出とあって地元でも話題に。選出記者会見の際には、地元メディアからの質問も受けた。

 石川は「選ばれただけでは何も残せていません。秋田で有名なプレーヤーになれるように! (記者会見で同席した周りからの指摘を受けて)いえ、世界で有名な選手になれるように頑張りたいです!」と、照れながらも決意を示した。

「今シーズンは試合に出るチャンスが増え、そのなかでケガをせず過ごせたことが良かったです。レベルアップできました」

 スピードとテクニックを備えた近代的と言えるセンターバックだ。いま最も勢いに乗る一人であり、キャプテンでもありヨーロッパで戦い続けてきた熊谷紗希らが担ってきた最終ライン――W杯本番ではレギュラーをも十分狙える。むしろ、それぐらいの石川の突き上げがあって初めて、日本の上位進出は見えてくる。

「U-20ワールドカップでいろいろなことを感じて、そのあとのトレーニングを行ってきました。スピード、体の使い方など一から取り組み、ライナー性のキックも習得してきました。そこを少しでも出したいです。(地元へ一言!)出身の御所野小でも、さらに女子の選手が増えてほしいと思います」

 秋田を経て浦和から世界へ。石川璃音が堂々とワールドカップのステージに立ち、日本の勝利と勝利のため全力を尽くす。

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