「ペルーの人たちに申し訳なく思います」久保がユニフォーム置き去り問題で謝罪、幹部「愚かな行為」と指摘し海外メディアも取り上げる│日本代表-ペルー代表

足首のケガに気付いて、意図したことではなかったが…。

　レアル・ソシエダに所属する日本代表のMF久保建英が６月20日のペルー代表戦のあと、同じくスペイン１部ジローナFCのアレハンデル・カジェンスと交換したユニフォームをピッチに置き去りにした行為を収めた映像がSNSで拡散されて議論を呼んでいる。久保はインスタグラムのストーリーズで「ペルーの人たちに申し訳なく思います」と謝罪し、無意識な行動で決して悪意はなかったと伝えている。

　久保はペルー戦の直後、ピッチ上でカジェンスとユニフォームを交換。その赤いユニを肩にかけて、パナスタに訪れていたファンやサポーターにあいさつした。

　そして日本代表選手とともに場内一周する際、そこで着用する７月の女子ワールドカップに臨むサッカー日本女子代表（なでしこジャパン）の新デザインのセカンドユニフォームを手渡された。すると久保はカジェンスのユニフォームをピッチに落として、その女子ユニフォームを着た。

　久保は22日、「ユニフォームをそこに置くつもりはありませんでした。私は足首のケガに気付き、それを手にしていることをを忘れていました。そのことについて悪いと思っています。ペルーの人たちに申し訳なく思っています。それは私の意図したことではありませんでしたが、考えを怠っていました」と謝罪した。

　一方、地元メディア『ペルー21』は、ペルー代表に帯同していた幹部であるフアン・カルロス・オブリタス氏が『ATV Deportes』で、「久保の行為は愚かだったと思う。傲慢で、幼稚で、凡庸だと思いました。この行為は日本の文化を伝えているとは言えません」と批判したことも伝えた。

　この行為について、ペルーメディアのみならず、『FOX』、『ESPN』など大手メディアでもピックアップ。騒動が広がっていった。

　今後は久保のみならず、ユニフォーム交換はピッチ上ではなく、ドレッシングルームで行われる流れがより進みそうだ、ちなみに久保は試合前、ペルー・サポーターのいるスタンドまで赴き、サインボールをプレゼントしていた。