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【神戸2-1G大阪】明暗を分けた武藤嘉紀へのファウル、「これでPKはない」と“マムシ”小椋祥平氏が噛み付く!

神戸の武藤嘉紀。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「一度はレフェリー自身がしっかりと判定したんだから…」

[J1 30節] 神戸 2-1 G大阪/2022年9月18日19:03/ノエビアスタジアム神戸

 J1リーグ30節、ヴィッセル神戸が後半開始から出場した大迫勇也の終盤の2ゴールでガンバ大阪に逆転勝利を収め、一気に暫定13位に浮上した。一方、G大阪は降格圏の17位に再び転落した。

 明暗を分けた80分過ぎ、武藤嘉紀への福田湧矢のファウル。武藤が足裏で福田をブロックしたとも見えた。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を経ての主審がビデオをチェックするOFR(オン・フィールド・レビュー)で、福田が武藤を蹴ったと判断。神戸にPKが与えられ、これを大迫が決めた。

 反町康治監督率いた北京オリンピック世代のU-22日本代表に選出された経験のある元横浜F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府などで活躍した小椋祥平氏は、自身のツイッター(@ShoheiOgura1985)で「いやいやいや。さすがにこれでPKはない。なんなら武藤くんは足の裏見せながら、足上げにいってるし」と、この判定に疑問を呈した。

 現役時代は『水戸のマムシ』としてスタートし、『マムシの祥平』『ハマのマムシ』などファンから称され、ボール奪取とそこを起点とした展開力に長けた。それだけに、球際へのこだわりは強い。

 小椋氏はG大阪でも2015・16年に在籍していて「やっぱりガンバ寄りのツイートになってしまいますが」としたうえで、「一度はレフェリー自身がしっかりと判定したんだから、その判定には自信を持ってほしかったな」と綴っている。

 得点機に関わるため、VARが介入する事象ではある。ただ、結果的に、どちらとも捉えられるか……というシーンであったため、主審が最初に下した判定を尊重すべきだったのではと主張している。

 おそらく主審が目にして確認していた事象と異なる事実が分かり、VARはOFRを推奨。主審もそれを把握し、PKを与えたと見るのが妥当のようだ。

 それでも角度によっては、武藤が踏んだ、福田が蹴った……どちらとも解釈できるシーンであった。ボールを自分のものにしかけていた、という点では、武藤が上手かったとも言えたか。ただ、多くの守備のスペシャリストだった元Jリーガーが、これでPK判定は厳しい、と言っているのは興味深いところだ。

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