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久保建英の新天地か。レアル・マドリードにベティス接近!「2年連続で獲得へ動く」

レアル・マドリードでの久保建英 (Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)

2部から復帰のエスパニョール、古巣マジョルカも候補と噂されるが、いずれもネックは…。

 スペイン1部レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表MF久保建英の新シーズンの動向が、再び注目を集めている。スペインメディアが久保の最近の状況、それぞれのクラブの方針などを踏まえ、いくつもの可能性について考察している。

 そうしたなか『エル・デスマルケ』は6月8日、レアル・ベティスが久保獲得に向けて、レアル・マドリードと接触していると報じた。昨年のオフにも久保獲得を目指し、一時は本命視されたものの、ビジャレアルCFに奪われてしまった。が、久保への“思い”は変わらず、「2年連続でこの日本人選手の獲得に動いている」と言うのだ。

 同メディアでは、久保はまずレアル・マドリードの計画を聞く必要があるものの、状況的には再びレンタルになる可能性が高いと見る。ただし、買取オプションを付けることはない、ということだ。

 ベティスは今季スペイン1部リーグ17勝10分11敗で6位に入り、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得している。「ヨーロッパのカップ戦(欧州UEFAチャンピオンズリーグ)やELに出場するチーム」がレアル・マドリードと久保の希望であるだけに、その条件には該当する。

 確かに久保にとっても魅力的なチームに感じられる。

 ただし、問題は金銭面だ。

 昨季久保がビジャレアルに移籍する際、1年間で総額500万ユーロ(約6億60000万円)を要したと言われる。その同程度が再び必要とされれば、「移籍は難しいのではないか」と、このコロナ禍ではベティスに支払う能力はないだろうと予想する。

 さらに、他にも昇格組のRCDエスパニョール、RCDマジョルカも獲得候補と噂されるが、いずれも金銭的にはかなり厳しいと言える。

 日本代表とU-24日本代表での活動のため帰国中の久保は、昨季のビジャレアルへの移籍について「自信を持って行きましたが、自分の至らないところがあっただけ。見誤ったと言いますか、総合的に失敗でした」と振り返っていた。

 スペインでの2シーズンを経て、今度はレギュラーとして活躍するために、どのような選択が果たして“最良”なのか。その一つにベティスが加わってきた。

注目記事:レアル・マドリードが久保建英のマジョルカ「再レンタル」を検討か。ルイス・ガルシア監督は元技巧派レフティ

[文:サカノワ編集グループ]

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