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【湘南0-0浦和】ため息と猛抗議。主審が一旦待たせたCK、蹴る前に試合終了の笛

湘南のGK谷晃生。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

日本代表選出の谷晃生が活躍。アディショナルタイムの5分は確かに経過していたが――。

[J1 30節] 湘南 0-0 浦和/2022年9月17日19:03/レモンガススタジアム平塚

 J1リーグ30節、湘南ベルマーレ対浦和レッズの一戦はスコアレスで引き分けて、1ポイントを分け合った。

 ミッドウィークとの連戦が続くなか、次週にはルヴァンカップの準決勝セレッソ大阪との2試合を控える浦和は、最近控えの続いた江坂任、キャスパー・ユンカーが先発するなど、一部ターンオーバーを実施。そのユンカーのカウンターなどからチャンスを作り出すものの、なかなかゴールネットを揺らせなかった。

 後半は攻守の切り替えが目まぐるしく続き、両ゴール前まで一気に持ち込む展開に。9月シリーズに臨む日本代表に選ばれたGK谷晃生はピンチで存在感を示すなど活躍。湘南が優勢に試合を運めたが、最後まで得点は生まれなかった。

 ラストプレーは、湘南がコーナーキックを獲得。ここで主審は湘南のキックを制して、直前のペナルティエリア内のプレーで、浦和の選手のハンドのファウルの有無についてVARと交信して確認する。ただ、この確認の前の段階で、すでにアディショナルタイムの5分は経過していたということで、VARチェックを経て、湘南のキッカーがボールを蹴る前に、主審が試合終了の笛を吹いた。

 最後のチャンス(浦和にとってはピンチ)とスタンドが最後に盛り上がりを見せたなか、まさかのタイムアップに。

 スタジアムからはため息が漏れ、湘南のベンチをはじめ選手・スタッフも、それはないだろうと抗議。しかし主審はすでにアディショナルタイムが経過したことを強調。何とも言えない微妙な雰囲気のなか、試合は終了を迎えた。

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