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【浦和】西川周作がミレッGKコーチから受けた印象的な一言とは?「新しい世界が見えている」

「FUJI FILM SUPER CUP2022」に向けて抱負を語った浦和の西川周作。協力:Jリーグ

「1年間通してレベルアップしていきたい」

[FUJI FILM SUPER CUP] 川崎 – 浦和/2022年2月12日13:35/日産スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのGK西川周作が2月11日、翌日の「FUJI FILM SUPER CUP 2022」川崎フロンターレ戦の前日記者会見に応じて、Jリーグ王者と天皇杯覇者による開幕を告げる一戦に向けて抱負を語った。

 多くの主力が抜けたなかキャプテンに就任した西川は、勝利への思いを口にした。

「いよいよ始まるという雰囲気が漂っています。沖縄キャンプで過ごした時間よりも、さらに埼玉に帰ってきてみんな一段と高い集中を見せ、いよいよという責任感を感じています。翌週の開幕へ、勝って勢いをつけたいです」

 今季のゴールキーパー陣のトピックスの一つとして、スペイン人ジョアン・ミレッGKコーチの就任が挙げられる。

 湘南ベルマーレのアカデミー、FC東京トップチームなど日本でも多くの現場で指導に携わってきた61歳の名コーチだが、練習初日の言葉が印象に残ったと言う。

「一度自分をやってきたことをリセットして、頭をクリアにした状態で、俺の話を聞いてくれ」

 そのように言われて、練習が始まった。そして西川は、ミレッコーチが詳しく自分のプレーを分析してくれていたとも実感。そのうえでの具体的な説明にもインパクトを受けた。

「昨シーズンのプレーを分析したうえで、キャッチング、ポジショニングへの移動の手段、クロスボールへの入り方など一つひとつ、プレーよりも講義を受けていた時間が長かったです。そこで理に適った説明を受け、まず頭で考えながらプレーして最初は上手くできないことも多かったですが、自然とできるようになっていきました。すると楽にゴールを守れるようになり、ポジティブなところが多く見られるようになりました」

 それだけにリーグ開幕を控え、このタイミングで練習での積み重ねを実戦の舞台で思い切って挑戦できるのは大きく、「これまで意識してきたことをプレーに出したいです」と決意を示した。

「一つのポジションをとっても、新しい世界が見えている、という手応えを感じています。そこに特にトライしていきたいです。昨年とは少し変わってくると思います。明日の試合、いつも見てくださっている方たちに、そこを感じ取ってもらえたら嬉しいです。新しいことをやっていくなか、当然いいことだけではなく、課題が出ればまた修正し良くなりながら、1年間通してレベルアップしていきたいです」

 浦和で9年目を迎える35歳の守護神はそのように、この開幕到来を告げる一戦を楽しみにしていた。

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[文:塚越始]

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