浦和へ移籍!?ゴイギンガーの噂にLASK監督が言及「価値ある重要な選手であり…」。現地メディアに“誤認”情報も
LASKリンツのゴイギンガー。(Photo by Andreas Schaad/Bongarts/Getty Images)
オーストリアリーグの移籍マーケットは2月7日で終了、国際派ボランチ獲得を目指す。一方で――。
J1リーグ浦和レッズが獲得を検討していると噂されるオーストリア1部LASKリンツに所属するFWトーマス・ゴイギンガーについて、クラブのアンドレアス・ヴィーラント監督がその“話題”に言及した。
『オーベル・エスタライヒ』によると、2月6日に行われたオーストリアカップ準々決勝のRBザルツブルク戦(●1-3)を控えた記者会見で、指揮官は次のように、移籍の噂の出たゴイギンガーについて、ひと言触れている。
「彼は私たちにとって価値のある、そして重要な選手です。彼がこの春も引き続き私たちのもとでプレーしてくれることを、とても嬉しく思っています」
LASKとゴイギンガーは昨年の段階で2024年6月まで契約を延長しており、残留は確実であると見ている。ただ、同メディアは次のように記している。
「彼は残留する――今シーズンの移籍は現実的に見て問題外だ。なぜならば、LASKがこの移籍期限までに金銭的に納得のいくオファーに応じることはまずできない」
オーストリアの冬の移籍期間は2月7日まで。
欧州主要リーグは1月31日または2月1日までにマーケットを閉めているため、確かにそこからの引き抜きはこのあとできなくなる。
しかしJリーグの2022シーズンの最初の移籍期間(選手登録期間)は4月1日まで開いている。その期間であれば、相手国のマーケットが閉じていても、Jクラブによる獲得は可能である。ただマーケット終了後となると、LASKが放出に一段と難色を示すことはあり得る。
一方、同メディアはその2月7日までに、LASKがロシア1部FCウラル・スヴェルドロフスク・オブラストに所属するセルビア代表MFブランコ・ヨヴィチッチの獲得を目指しているということだ。
オーストリア代表としても1試合の出場経験のあるゴイギンガーを巡っては、同国メディア『クーリエル』が2月5日、「LASKはゴイギンガーを当面キープする」と題したレポートを掲載。LASKは浦和からのオファーを一旦断ったそうである。ただし改めて条件提示された場合には、応じる可能性も出てくると報じていた。来月29歳になるゴイギンガー自身も初の海外挑戦に前向きだというが、果たして、どうなる!?
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[文:サカノワ編集グループ]