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まさに天国と地獄。大迫勇也のブレーメン2部降格。堂安律が残留確定ゴール、奥川雅也は先制PK獲得

ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

遠藤航の出場停止も関係して――。

 まさに天国と地獄――。ドイツ・ブンデスリーガ1部は5月22日に最終34節を迎え、残留争いで悲喜こもごものドラマが起きた。プレーオフ圏の16位にいた大迫勇也の所属するヴェルダー・ブレーメンは最終節に自動残留、プレーオフ進出、自動降格などあらゆる可能性を残していたが、17位に転落して来季の2部降格が決定した。一方、アルミニア・ビーレフェルトの奥川雅也は残留を手繰り寄せる先制PKを獲得、さらに堂安律は2点目のゴールを決めてみせた。

 勝てば文句なしで残留が決まるものの、負ければ一転して自動降格もあり得る状況だった15位のアルミニア・ビーレフェルトはアウェーでのVfBシュツットガルト戦、2-0の快勝を収めてみせた。

 66分、奥川がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これをエースのファビアン・クロスが冷静に決める。さらに72分、クロスのポストプレーから堂安が駆け込んで鮮やかな2点目の“残留確定弾”を突き刺してみせた。

 シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は累積警告のためこの試合を出場停止に。デュエル勝利数リーグ1位の「要」を欠いたことが、残留戦線にも少なからず影響を及ぼした。

 一方、最終節を前にトーマス・シャーフ監督が就任したブレーメンだがボルシア・メンヒェングラードバッハとの一戦、開始3分に失点を喫する厳しい展開に。すると後半立ち上がりにも2点目を奪われ、そこで大迫が投入される。

 それでも流れは変わらず、さらに2点を追加されて0-4に……。そこから何とか挽回して2点を返したものの2-4で敗戦を喫した。

 そして17位のケルンは86分のゴールで、最下位シャルケ04に1-0で勝利。この結果、15位ビーレフェルト、16位ケルン、17位ブレーメン、18位シャルケという最終順位に。32節まで15位だったブレーメンだが、一気に地獄へと引きずり込まれた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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