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堂安律はPSV残留。ホッフェンハイム、アウクスブルクと合意ならず

堂安律。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

マインツを含む3チームから、最後、具体的な動きなし。

 欧州主要リーグ夏の移籍市場の最終日となる8月31日、注目を集めたオランダ1部PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律は昨季に続きドイツ1部リーグでのプレーを希望したものの妥協点を見出せず、結局PSVに残留することが決まった。チームは現在リーグ3連勝中で、攻撃陣のスカッドも固定されているだけに厳しい戦いを強いられる。移籍する場合は、来年1月の冬の移籍ウインドーまで待たなければならない。

『スカイ』によると、FCアウクスブルク、1.FSVマインツ05、TSG1899ホッフェンハイムの3チームが堂安獲得を検討していたと言われる。しかし「いずれも具体的に動くことはなかった」という。

 PSVから600万ユーロ(約7億8000万円)の条件(移籍金?)が提示され、どのクラブもその金額であれば獲得に難色を示していた。そして31日11時まで、具体的な動きはなかったということだ。

 ホッフェンハイムは獲得を真剣に検討していたものの、PSVの厳しい条件にゴーサインを出せなかったという。そしてアウクスブルクが急きょ参戦したが、選手サイドとの折り合いがつかなかったそうだ。これにより、堂安は少なくとも、来年1月まではPSVでプレーすることになった。

 2024年6月までPSVと契約を結んでいる堂安は、昨季ドイツ1部アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍し、34試合・5得点と活躍。しかしビーレフェルトは500万ユーロ(約6億5000万円)の買い取りオプションを行使せず、その保有権がPSVに戻っていた。東京オリンピック日本代表の「10番」をつけた23歳のレフティに対し、SCフライブルク、アイントラハト・フランクフルト、VfLヴォルフスブルク、ハノーファー96も興味を示していた。

◆8/31移籍最終日『デッドライン・デー』◆
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[文:サカノワ編集グループ]

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