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三笘薫のブライトン新監督問題、ポステコグルー氏が“におわせ”!?セルティック退団を「否定せず」

ポステコグルー監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

その発言を評論家が指摘。出ていかない、とは決して言っていない。

 日本代表FW三笘薫の所属するイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCは、グレアム・ポッター前監督のチェルシーFCへの“電撃移籍”に伴い、新監督の選定作業を進めている。そのなかで、イギリスの各ブックメーカーでは前横浜F・マリノス指揮官であるセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が人気を集めていると、現地で連日報じられている。とはいえセルティックはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場しており、スタジアムの大きさも倍。さすがにブライトン行きはないだろう? というのがスコットランドでの大半の見方だった。

 そうしたなか、スコットランドのメディア『ザ・スコッツマン』では評論家のダニー・マーフィ氏が、CLシャフタール・ドネツク戦前の公式記者会見で、ポステコグルー監督がこの件について質疑に応じた際のコメントについて、完全否定していないため「におわせている」と指摘している。

 ブライトンの新監督に推す声がファンの中では多いようだがという、シャフタール戦とは関係ない質問に対し、アンジェは「的外れです」と語り、セルティックでの14か月間積み重ねてきたものをさらに強化することに専念していて、この話題はこれ以上の発展性もなく終えるべきだと強調した。

 ただ、マーフィ氏は、アンジェが“心配無用だ、セルティックに残ります”と断言していないと指摘、ブライトン行きの含みを残したままになったと言うのだ。仕事に集中しているのは当然であり、そのうえでブライトンに行くことはない、と断言すべきだったのではないかと注文しているのだ。

 観客動員ではセルティックが圧倒しているものの、クラブの経営規模では世界一を行くプレミアリーグに所属しているブライトンのほうが上だ。

 また、スコットランドでも、いずれはポステコグルー監督がプレミアリーグのチームで指揮を執るという声が圧倒的だ。

 であれば、ブライトンにとっては、アンジェを引き抜くには、今しかないとも言えるのだ。日本人選手活用をはじめ独自のスカウティングに長けた手腕も魅力に違いなく、その育成重視の姿勢はポッター氏とも共通項がある。しかもポッター氏やコーチ陣のチェルシー移籍で手にした相当な違約金を、新監督の招へいに活用できるのも今だ。

 CL出場チームでもあり、さすがにこの時期での退任はないはず――。とはいえ、トーマス・トゥヘル氏のチェルシー監督解任を皮切りに予想外の出来事が続いてきた。ポステコグルー監督のブライトン就任の可能性が……実は高まっている!?

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