【日本女子代表】W杯TV中継決定!“壮行試合”パナマ戦の前日練習。池田太監督「色んなことを確認したい」
パナマ戦前日練習に臨む日本女子代表の猶本光。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
W杯本番のザンビア、コスタリカを想定。
[MS & ADカップ] 日本代表 – パナマ代表/2023年7月14日19:05/ユアテックスタジアム仙台
サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が7月14日、20日に開幕するオーストラリア&ニュージーランド共催のFIFA女子ワールドカップの“壮行試合”の位置づけとなる「MS & ADカップ2023」パナマ女子代表戦に臨む。
日本は9大会連続9回目、パナマは初。最新のFIFAランキングは、日本が11位、パナマが52位。
日本はユアスタでの前日練習、冒頭15分間を公開。ストレッチやアジリティを刺激し負荷をかけるメニューを行ったあと、二人一組でのボールを使ったトレーニングへ。そこから翌日の試合を見据えた実戦モードに突入していき、ピッチからの選手たちの大きな声が記者会見場にも響いてきていた。
ちなみにこの練習に向かうバスの中で、選手たちは女子W杯の日本戦について、NHKでの放送が決まったことを知ったという。
池田太監督は記者会見で、「宮城で壮行試合ができて、ワールドカップを迎えられることに感謝しています。この試合のあとニュージーランドに入り、W杯初戦への準備に入ります。まずここで色んなことを確認し、(W杯本番の)初戦ザンビア戦、コスタリカ戦を見据えたうえで、このパナマ戦を充実したものにしたいです」と意欲を示した。
「(パナマについて)人に強い守備をしていて、良い戦いになると思います。前線の選手はスピードがあり、推進力を備えているのは、我々と近いところがあり、気を付けないといけません。そういったことをピッチ上で確認し、しっかり成果と結果につなげたいと考えています」
また先発の11人について問われると、池田監督は「現在のコンディションを踏まえ、組み合わせやバリエーションを増やしくいきたい」と語り、いろいろな組み合わせを見せる意向を示した。
また出場枠増により初出場を決めたパナマ女子代表のイグナシオ・キンタナ監督は、次のように抱負を語った。
「日本の暑さはパナマと似ていて、むしろパナマのほうが暑いぐらい。私たちにとっては、レベルの高いチームと対戦できる重要な機会。2国間のレベルの差はまだ存在していると感じます。(警戒している選手は?)一人、二人にフォーカスしてしまうと、他の選手からダメージを受ける目にも遭っています。2年前(●0-7)もそうでした。(W杯の目標は?)多くの勝点を蓄積したいです」
女子W杯で、日本はザンビア(日本時間/22日14:00)、コスタリカ(26日16:00)、スペイン(31日16:00)と対戦する。