【WEリーグ】認知度アップへ「母と子のサッカー教室開催」など意見交換

WEリーグの各チーム代表選手と岡島チェアらで行われたオンラインミーティング。(C)WE LEAGUE

「年齢問わずサッカー教室を開催して多くの人と触れ合いたい」

 一般社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WE リーグ)は国際女性デー/JFA 女子サッカーデーの3月8日、「第1回 WE MEETING」をオンラインで開催した。全クラブの11選手が、プロスポーツ選手として、どのように社会の女性エンパワーメントに貢献できるかについて意見を交わした。

 活発に話し合いが行われるなか、選手たちからは次のような声が出た。

 1)プロサッカー選手になるということって?
・子ども達に夢や希望を与えられる存在。サッカーを通じて自分たちに何ができるかを考えていきたい。

・周りからの印象は大きく変わる。知らない人に対しても、WEリーグ=プロということになるので、自覚やプライドを持たなければいけない。

・注目され、目標にしたいと思える選手だということ。サッカーに対する気持ちはこれまでと変わらない。

・私たちは男性選手が憧れだったが、女の子たちに女子サッカー選手への憧れを持ってもらいたい。同年代の女性からもWEリーガーってかっこいいよね、と思ってもらいたい。

・練習時間が増えるがそれ以外の時間も増える。時間をどう使っていくかが大事。その時間を地域の方々との交流に使いたい。プロだけど身近に感じてもらい、試合を見に来る人を増やしたい。

2)WEリーグや選手は女性エンパワーメントにどう貢献できるか
・女性が中心となってサッカー人口をより豊かにすることができるのではないか。選手だけでなく指導者も、雇用が広がるのではないか。女性だけになるのもよくない。男女関係なく良いものを入れて、良いリーグにしたい。

・サッカー界だけでなく企業でも女性の管理職を増やしていくとか、社会的な女性活躍の流れの中でそれを (WEリーグが)牽引していく、というのは良い流れ。女性だけになることや、女性がただの数合わせになるのは 良くない。(WEリーグのネーミングに込められた)「みんなが主人公」に共感している。ひとりひとりが性別を超え て主人公になれるのは良い。

・女性が活躍していくためには男性の力も必要になってくるので一緒にやっていきたい。

・今日に合わせてチームのみんなに女性活躍の課題や自分たちにできることを聞いてみた。みんなからの意見として、女子サッカーは男子サッカーよりもメディアに取り上げられることが少ない。一人ひとりがもっといろいろな話題性を持っていたら、より取り上げられるようになるのではないか。

・宮城は震災から10年。地域で子どもたちへのサッカー教室を開催しているが、そういった活動はこれからも続けたい。宮城だけでなく、サッカーをしている東北全体の子どもたちと関わりたい。

・女子サッカーは男子よりもつまらないと言われるけれど、女子サッカー選手にしかできないこともいっぱいある。男子にできないこともたくさんある。今まではクラブ主導だったので、選手も積極的に企画を持ち込みたい。

・まずはWEリーグを知ってもらうことが大事。そのために、同年代の女性の多くが使っているSNSを始めた。サッカーの時とそれ以外の時との良いギャップを見せたい。応援してくれる年齢層に変化をもたらしたい。

3)女の子の将来の夢にプロサッカー選手という選択肢を。私たちには何ができるか。
・まずは知ってもらうこと。WEリーグが立ち上がったことをまずは知ってもらいたい。情報発信が大事。

・幼少期、ベレーザの選手が私の街にサッカースクールに来てくれてすごく覚えている。知ってもらう上で、全国各地での取り組みが大事。子どもたちにWEリーガーを好きになってもらえるような活動をしたい。

・お母さん世代と一緒にサッカーを楽しむことで、お母さんたちがファンになって小さい子どもを連れてきてくれることもある。年齢問わずサッカー教室を開催して多くの人と触れ合いたい。

・J リーグは観客数が多くて、子どもからすると(スタジアムの)熱狂は憧れ。女子サッカーはまだまだ観客数が少ない。こんなたくさんの人の前でプレーができるんだ、ということが憧れにつながる。観客数を増やすためにできる活動をしたい。

【WE MEETING 参加者】
3月8日(月)13:00-15:00(オンライン)
参加者(順不同):岡島喜久子(WE リーグチェア)、浜田遥(マイナビ仙台レディース)、南萌華(三菱重工 浦和レッズレディース)、阪口夢穂(大宮アルディージャ VENTUS)、山本菜桜美(ちふれ AS エルフェン埼玉)、 岸川奈津希(ジェフユナイテッド市原·千葉レディース)、清水梨紗(日テレ·東京ヴェルディベレーザ)、松原有沙 (ノジマステラ神奈川相模原)、三谷沙也加(AC 長野パルセイロ·レディース)、石淵萌実(アルビレックス新潟レ ディース)、牛島理子(INAC 神戸レオネッサ)、福元美穂(サンフレッチェ広島レジーナ) ファシリテーター:早草紀子

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[文:サカノワ編集グループ]

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